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三人の狙撃者 (1954)

SUDDENLY!

監督
ルイス・アレン
  • みたいムービー 2
  • みたログ 29

3.53 / 評価:19件

アメリカの玩具って本物そっくりなんだなあ

  • bakeneko さん
  • 2017年8月10日 21時15分
  • 閲覧数 275
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

大統領を暗殺すべく駅が見える高台の家を占拠した3人の狙撃者と、家人+警官らの息詰まる対決を描いた―“篭城サスペンス”で、1950年代から沢山作られた“戦争で精神を病んだ帰還兵による凶行もの”の一編として、3年後に作られた同じフランク・シナトラ主演の「影なき狙撃者」の姉妹編とも言える作品であります。

大統領が突然立ち寄ることになった田舎町。保安官や先に様子見に来たシークレットサービス達は警備の準備に余念が無いが、暗殺者達もまた拠点を構えるべく警備陣に先んじて街に入ってきていた。FBIを仮称してまんまと高台にある戦争未亡人の家に入り込んだ暗殺者達は、後で訪問してきたシークレットサービスの長官を射殺し、警官を負傷させて家を制圧することに成功する。祖父である退役した老警備官、娘である戦争未亡人とその幼い息子と負傷した警官、訪問してきたTV修理人は、第二次大戦の戦争ヒーローを中心とした戦闘のプロである暗殺者達と渡り合う…。というサスペンス劇で、当時家庭に普及してきたTVや第二次大戦の退役軍人、戦争未亡人、といった当時の世相を反映した題材を劇中に見ることが出来ますし、暗殺に使われる銃器もM1ガーランド セミオートマチックライフルという第二次大戦のアメリカ軍の標準装備兵器であります(ちょっと弾が沢山出過ぎますが…)。

「必死の逃亡者」と同様、主人公は犯人のリーダー格という作劇となっていて、フランク・シナトラがナルシスティックに喋り捲る主犯を熱演していますし、対する負傷した保安官役でスターリング・ヘイドンも対等に渡り合っています。
まだまだ長閑で犯罪が少なかった時代の作品なので、タランティーノ作品などの最近の暗殺&人質サスペンスに比べて、犯人側&警備側のどちらも“詰めの甘さ&非常さの欠如”が目に付きますが、犯人の銃撃を躊躇わない行動のすばやさと次々と起こる予期せぬハプニングにはハラハラさせられますよ!

ねたばれ?
1、本作と同時期に原作が発表されたのが洗脳された帰還兵を暗殺者として描いた「影なき狙撃者」で、1962年にジョン・フランケンハイマー監督が映画化した作品では本作と同じくフランク・シナトラが出演しています(こちらは朝鮮戦争の帰還兵)。見比べると共通点と相違点にわずかな年月なのに変化したアメリカの考え方&社会通念が見えて興味深いですよ!
2、犯人の一人はTVのアナウンサーの声も演じています(気が付いた?)。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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