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シーク (1921)

THE SHEIK

監督
ジョージ・メルフォード
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4.50 / 評価:2件

砂に書いた I love you…

  • bakeneko さん
  • 2021年3月30日 14時27分
  • 閲覧数 116
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

英国の女流メロドラマ作家:エディス・モード・ハルが1921年に発表したロマンス小説:The Sheikを、1921年の『黙示録の四騎士』で一躍人気スターにとなり、パラマウントに移籍したばかりのヴァレンティノ主演で映画化したもので、彼の作品の定型パターンが出来上がった作品であります。

英国から遠くサハラ砂漠の街:フランス領アルジェリアのビスクラを訪れていた―はねっ帰り娘:ダイアナ(アグネス・エアーズ)は、現地の花嫁を売買する風習に眉を顰める。その市場を仕切っていた族長:シークのアーメッド(ルドルフ・ヴァレンティノ)は、その夜白人禁制のアラブ人街に変装して紛れ込んできたダイアナの勝気な美しさに目を奪われるが、ダイアナは高慢な態度で去ってゆく。翌日サハラ砂漠の冒険に出たダイアナはアーメッドに浚われ監禁される。アーメッドと衝突を繰り返したダイアナは隙を突いて逃亡するが、夜盗のオマイル(ワルター・ロング)一味に捕まりそうになりアーメッドに助けられる。ダイアナに次第に心が接近していったアーメッドは、彼女を解放するが、再び現れたオマイルによって彼女が拉致され、その場に残された“Ahmed I love you”という彼女の砂文字を見つけたアーメッドは砂漠を駆って救出に急行する…という、砂漠を舞台にした恋愛劇で、美男子の強引さに女性は惹かれることが判ります。
ヴァレンティノのワンマンメロドラマである本作は、彼を魅力的に撮ることに専念していて、スクリーン越しに観客に彼の視線が向けられるカメラアングルは、恰も観客の女性自身がヴァレンティノに見つめられているような感覚を想起させています(彼の映画を観る女性が化粧をして行った気持ちが良く判りますよ!)。

後に遺作となった「熱砂の舞:The Son of the Sheik」(1926年)の前日譚でもある作品ですので、本作を鑑賞してから「熱砂の舞:The Son of the Sheik」で更に演技力が成長したヴァレンティノを見つめましょう!

ねたばれ?
1、劇中ではダイアナは“Ahmed I love you”と書き残していますが、公開当時のポスターの絵では映画のタイトルである“Sheik”と描いています。
2、本作のヒロインを演じたアグネス・エアーズはデビュー早々の17歳の時に「チャップリンの役者」に、秘書とエキストラ役で出演しています(この作品には映画初出演のグロリア・スワンソン(16歳)も速記者の役で出演しています―注意して見てね!)。
3、欧州人はアラブ人よりも手が大きいんだ!

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