あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(66件)
- bpp********
2.0点
何にも解決してねーし映画的な面白さも無い。ドキュメントで良かったじゃんこれ。
- aki********
3.0点
月面着陸、ケネディ大統領暗殺、衛星放送。 記憶に新しいあの衝撃は、未だに仕事をしていた人にとっては じわりじわりと知ることとなったあまり衝撃的でないことであるという。 では何故とかは置いておきまして、どの様に実行されたかを想像して作り上げた衝撃的作品。 オズワルドと言う逮捕者が本当の犯人か定かではないと述べたが 全てのいごきには様々な要因がいつもあり、実行者としてのみの逮捕者がオズワルドとされた。 された。である。 壮大なスペクタクル映画は、何度観ても歴史の教科書を毎年買い替え無くては理解不能だ。
- tak
4.0点
1963年11月22日。ニューオリンズの地方検事ジム・ギャリソンは、ケネディ大統領がテキサス州ダラスで射たれたと知る。射殺犯とされるオズワルドの逮捕、大統領の訃報、ジャック・ルビーによるオズワルド襲撃、と立て続けに起こる出来事。そしてことの顛末をオズワルドの単独犯行と結論づける"ウォーレン報告"が提出された。ギャリソンは、単独犯行説に異論を唱え再調査を行う。数々の新証言が出てくるが、皆証言は頑なに拒む。真実を阻む見えない大きな壁。やがてギャリソンは、Xと名乗る元軍人から政府内の陰謀について知らされる。事件の真相に近づくために何ができるのか。そしてギャリソンは法廷へ。 政治的な題材を好むオリバー・ストーン監督の執念が映像から滲み出る。実際の映像と映画、客観的な事実とモノクロの再現シーンが次々と観る側に示される見事な編集が、歴史を目撃しているような不思議な臨場感を与えてくれる。この事件についてのテレビドキュメンタリーを随分前に見たことがある。映画でも繰り返し流される大統領の頭に命中するショッキングな実録映像は、その番組で初めて見て、ウォーレン報告の矛盾や残された謎、そして陰謀説の解説を聞いて、ゾッとしたのを覚えている。この事件の裏には一体何があったのか。 映画のクライマックスは、ギャリソンがCIAのために働いたとされるクレイ・ショーを大統領殺害で起訴した裁判だ。ギャリソンは陪審員たちを前に事実を示しながら、国家的な陰謀があり、ショーがそれに関わったと主張する。最終弁論の場面のケビン・コスナーの気迫には圧倒される。「アンタッチャブル」のエリオット・ネス役こそベストだと信じてきた僕だけど、この力強いスピーチに心打たれた。 「愛国者は自分の国を政府から守るべきだ」 「みなが真実を知りたいと望んでる。明らかにして誇りをもてる国にしたい」 なんか今のニッポンにも響く言葉たち。 そしてオリバー・ストーン監督はエンドクレジットにこう記す。 "この作品を真実を探求する若者にささげる" Dedicated to …が未来の不特定多数の人に向けられたのを観たのは初めてかもしれない。まさに執念の映画化。今まで理屈ぽくて、肩に力の入った映画ばかり撮る人だと思っていたけど、「JFK」は食わず嫌いだった。監督、ごめんなさい。オールスターキャストも映画的興奮を高めてくれる。ジャック・レモンとウォルター・マッソーの登場には感激。
- bat********
4.0点
ネタバレJFK暗殺と超大国アメリカの闇
このレビューにはネタバレが含まれています。 - とみいじょん
4.0点
力作。 なのだけど長い…。相当の覚悟か興味がないと、途中で置いて行かれる…。 ”ある説”に導かれて、2時間サスペンスのようなカタルシスが得られるのかと思ったら…。 って、当たり前だ。ケネディ大統領、暗殺の真相に迫る映画。未だに真相は闇の中。 エンターテイメントなんて無視したかのように、ひたすら事実を検証していく。 当時の、あえてそうしたかのような杜撰な捜査の事実が次々に示される。 かつ、容疑者・容疑者を殺害した者をはじめとする関係者たちの、あまりにも早すぎる不可解な死。 国家によって、秘せられている情報。 今回の捜査への妨害。 そして、仲間割れ。家族との確執。 誰かに用意したもらった安易な結論でケリをつけたい市民。 まるで映画のプロットのような展開。 けれど、事実、もしくは事実をベースにした脚本。 そんな硬派の展開。 検事たちが示す論理展開。 脳トレのようだ。ホワイトボードを用意して、論点を整理したくなる。 そんな論理の展開だけでなく、 日本とUSAの制度の違いも???検事だけれど”選挙で選ばれた”?etc。 USAでは当たり前のことだから説明なく進むが、解説書を片手に鑑賞する必要があるところがある。 映画のラストは、法廷での事件真相(あくまで推論)の説明が大迫力。 圧倒され、格好良さに惚れるが、カタルシスというのではない。 エンターテイメント的な演出はない上に、幾つもの事実検証を求められ、かつ長い。自分の頭で考え、ついていこうとすると息切れがする。予習・復習が必要かもしれない。 各役者は良い演技を見せてくれるのだが、 近年の映画に比べるともたつく。もったいない。 それでも、 『ダンスウィズウルブズ』以降、USAの良心と呼ばれたコスナー氏が、良心を体現する。スーツの着こなし・眼鏡が最高に格好良く、立ち歩く姿を見るだけでもうっとりする。こんなに美しい人が存在するんだ…。 オールドマン氏は、キレ気味の人物を、繊細に神経質MAXに静かに表現して、後の『レオン』を彷彿とさせる。 サザーランド氏、ベーコン氏も印象深い。 ジョーンズ氏は、演出があえてそうだったのか、悪人にも善人にも見えない微妙さが凄い。 ペシ氏の鬘だけは笑いをとろうと思ったのか、実物に似せたのかわからないが、(笑)を通り越して、見てはいけないものを見た気になり、集中できない。 他にも、ギャリンソン氏の配下の面々も、良い芝居をしてくれるし、仲間の女性が現れると、皆で立って迎えるとか、当時の知的階級の作法も見て取れて面白い。 そして、長さを感じさせる点では映画としてどうかとも思うが、 実際のフィルムを挿入して”真相”に迫っていく手法は見事。 監督賞(ゴールデングローブ)・編集賞と撮影賞(アカデミー)もかくや。 事実は小説よりも奇なり。 実話を基にした『バリーシール』という映画もあり、 この映画での”真相”もありえると思ってしまう。 となると、USAって単に軍事産業に群がる人々で動かされているし、 どこかに敵を作っていないと成り立たないのかなあなんて思ってしまう。 (トランプ氏の中国批判もそうですね。外に敵を作ることによって、中の問題から目をそらせるし) かつ、 監督はベトナム戦争に志願して従軍されたとか。 この映画も、根底には、ベトナム戦争の意義のようなものを探るプロセスの一つではないかというレビューを拝読した。 たらればは言っても仕方ないが、ケネディ氏が大統領を数期務めあげられていたら、ベトナム戦争は泥沼化しなかったのだろうか?世界は違う方向に進んでいたのだろうか? だが、オバマ大統領を産んだかと思えば、ブッシュ父子やトランプ氏のような人物を当選させてしまうUSA。 大きな歴史のうねり。どう動いていくのだろうか。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第64回
ゴールデン・グローブ第49回