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ジェイコブス・ラダー (1990)

JACOB'S LADDER

監督
エイドリアン・ライン
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3.76 / 評価:252件

シナリオは面白いが映画の出来は平凡

  • bar***** さん
  • 2019年5月16日 9時28分
  • 閲覧数 86
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジェイコブズ・ラダー。

主人公が幻想に翻弄される、サイコホラーチックの映画です。画面は黒ずんでいて、とても暗い。主人公は次々と幻想と矛盾に襲われていくわけですが、その孤独感と恐怖を刺激した映画だと言えるでしょう。

なので、そういうのが好きな人には良い映画なんじゃないかなと思いますが、映画のクオリティ自体の話をすると、これは平均クラスか、そこから少し下がる程度の出来だと思います。

まず場面のほとんどが黒く塗りつぶされていて、何が起きているのか非常にわかりづらいですし、このわかりづらさが視聴者にストレスを与え続けていると思います。この「暗さ」は、恐怖演出の一環だと思われますが、場面で何が行われているか、何が映っているかは、ちょっと注意しないと分からないので、この「ちょっと注意する」が視聴者に不要な作業を要求していることになり、その不要な作業の要求がほぼ全編にわたって繰り返されるので、これは「恐怖の演出」という目的の達成では取り返しのつかないくらいの多大なデメリットを負った手法だったと言えるでしょう。

ホラー映画は場面を黒ずませ、薄汚くし、迫りくる恐怖を表現しようと心がけますが、場面で行われていることを視聴者にわかりづらくしてはならないと、常に意識していると思います。しかしこの映画はその後者の意識ができていないと思います。もっと具体的に言えば、光と闇のバランス、そして場面の美術的配慮、それがこの映画の作者に大きく欠けていると思います。恐怖の演出どころではなく、場面全体が洗練されていないのです。だからいろいろなところに大きな無駄があり、視聴者に不快感を与える要因が非常に多い。どれほどシナリオが興味深くても、このように場面ごとに視聴者にストレスを与える構造ができていたら、凡作というほかなくなるでしょう。

まずは場面を綺麗にし、わかりやすくし、場面の魅力を考える。そのうえで全体的なホラー演出の事を考えなければならない。そういったことがこの作者にはわからないのだと思います。

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