あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(2件)
- hik********
3.0点
ネタバレまずまず
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kak********
4.0点
原作は、「ある日どこかで」で1976年度世界幻想文学大賞 長編部門大賞受賞のリチャード・マシスン。クリストファー・ リーヴとジェーン・シーモアの切なくもロマンチックな愛の 物語はラフマニノフ『パガニーニのラプソディー』の美しい メロディと共に観る者の胸に永遠に刻まれる名作である。 本作品は、サスペンス調ではあるがロマンスの香りもする ミステリアスな愛の物語であり、「ある日どこかで」と 相通じる点も多々見られる。 当時”愛人関係”であったアラン・ドロンとミレーユ・ダルク の共演であったため、邦題も「愛人関係」となった様だが、 原作は"Someone is Bleeding"であり、原題は"Icy Breasts" (直訳は”誰かが流血している”と”冷たい胸”)なので、 もう少し、サスペンスっぽい邦題の方が良かった気がする。 物語は、脚本家が描く理想的な女性像にピッタリの女性が目の前 に現れ、一目惚れした事から事件に巻き込まれていく。 主役は「ラ・ブーム」でソフィー・マルソーと共演のクロード・ ブラッスール。全体的にクールな雰囲気の中にあって一人温かみ のある人間を好演している。 しかし、この映画の目玉はミレーユ・ダルクで、そのファッション もセンスが良く楽しめるし、謎めいた女の役の為ほほ笑むシーンが 効果的で魅力を振りまいている。特に終盤で披露する姿態は美しく 凶器も狂喜に変わるほど。 ラストはアラン・ドロンの見せ場であるが、当時の映画に多く見ら れる余韻が残り、結末は観客に委ねられる。熱い思いを秘めながら あくまでクールに演じるミレーユ・ダルクが印象に残る佳作である。
スタッフ・キャスト
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