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シシリアン (1969)

LE CLAN DES SICILIENS/THE SICILLIAN CLAN

監督
アンリ・ヴェルヌイユ
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3.54 / 評価:82件

仏蘭西・フィルム・ノワールの集大成である

J.ギャバンの晩年に属する傑作。ギャバン、ヴァンチュラ、ドロン、ヴェルヌイユ、ジョヴァンニと新旧世代が、巧く噛み合って面白さを創り出せた。欧羅巴最高峰の顔ぶれギャバン、ドロン、ヴァンチュラという当時仏蘭西の誇った大俳優3人の重量感溢れるアンサンブルが楽しめる。 この作品の魅力は何といっても3人の仏蘭西を代表する名優の演技だ。ジャン・ギャバンのどっしりとしたボスの迫力、アラン・ドロンの冷徹な殺し屋の魅力、リノ・バンチュラの刑事の鋭い目と3人の役柄にマッチした異なる魅力が溢れている。ジャン・ギャバンと対峙しても見劣りしない“できる”警部を、リノ・ヴァンチュラが存在感抜群で魅せてくれます、心に沁みるのは全体を包む虚無感である。モリコーネの音楽はパンチが効いているが甘く切ない。中盤、無為な時間を過すドロンがイイ。青い地中海、そこにメロディーが流れる。その陶酔感がこの映画のハイライト! 。ラストのギャバンとヴァンチュラ!!渋い!渋すぎる!!主役3大スターのカッコ良さにシビレてください!!このカッコ良さと雰囲気は当時の仏蘭西映画ならではですね。あと、この映画に独特な味付けをしているエンニオ・モリコーネの音楽を忘れてはいけません。一度聴くと忘れられなくなるメロディです。

アンリ・ヴェルヌイユの演出は聖林のスピード感とは全く逆の方法で進められている。これが長い間、良くも悪しくも仏蘭西フィルム・ノワール『男たちの厚い絆を描いている』持ち味だった。

●「仁義」ではお互いに何も言わないけれど、「証文の無い信頼」は絶対です。これを美学と考える男たちに支持される作品が「仁義」です。『失敗は即、死に直結』する「黒社会」の大きな掟が描かれています。哀愁の漂うメロディが心に沁みる、個性的なテーマが出色。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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