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シシリアン (1969)

LE CLAN DES SICILIENS/THE SICILLIAN CLAN

監督
アンリ・ヴェルヌイユ
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  • みたログ 273

3.54 / 評価:82件

アラン・ドロンの魅力が光るクールな映画!

  • hoshi595 さん
  • 2008年11月24日 19時59分
  • 閲覧数 706
  • 役立ち度 14
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作は「凶悪犯」などル・ゴフ主任警部シリーズで知られる
オーギュスト・ル・ブルトン。監督は「地下室のメロディ」
のアンリ・ヴェルヌイユ。そして撮影も「太陽がいっぱい」
のアンリ・ドカエ。加えて音楽は「続 夕陽のガンマン」で
映画史上に残る名テーマ曲を世に出したエンニオ・モリコーネ。

物語は”堅実”に仕事を続けるシチリアのマフィアのボスに
「現金に手を出すな」でヴェネチア国際映画祭男優賞受賞の
ジャン・ギャバン。組織に属さない”一匹狼”で一攫千金を
狙う男にアラン・ドロンが扮し、協力して大きなヤマを狙う。

共演には、男二人、女一人の奇妙な友情が切なくも美しい
「冒険者たち」でアラン・ドロンと組んだベテランのリノ・
ヴァンチュラがル・ゴフ主任警部に扮し味のある演技を披露。

何とも豪華な顔ぶれでだが、映画の出来栄えも、これら名優
たちの魅力を生かし今見ても色褪せない。特にスケールの
大きい計画でローマ、パリ、ニューヨークと舞台が転々とし
特殊な効果に頼らず、普段見慣れた光景の中からスリルと
サスペンスが味わえる。

女盛りの魅力を醸し出して熱演するのは、ルポライター時代に
「史上最大の作戦」のロケ地取材中にスカウトされ、そのまま
端役で出演してしまったイリナ・デミック。

父チャールズ・チャップリンの遺作「伯爵夫人」でマーロン・
ブランドと共演した三男のシドニー・チャップリンや「カリ
ビアの夜」のマルク・ボレルなど脇役もしかりしている。

何しろ、脚本担当は死刑宣告まで受けた元ギャングで「暗黒街
のふたり」では監督兼脚本まで手掛けたジョゼ・ジョヴァンニ。
マフィアの世界の”掟”を絡めて、見応えのある作品に仕上げて
いる。

しかし、この映画の見所はフランス映画界三大スターの競演で、
特にチャールズ・ブロンソンと競演の「さらば友よ」やジャン=
ポール・ベルモンドと競演の「ボルサリーノ」など大物スター
との競演で益々魅力を発揮するアラン・ドロンの一挙一動に心が
踊る。

特筆すべきは、むやみに人を殺すシーンがなく、アクションは
内容で勝負をしているところで、あくまでもクールなフランス流
ギャング映画が展開する。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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