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アニー・ホール (1977)

ANNIE HALL

監督
ウディ・アレン
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3.67 / 評価:448件

未練タラタラの主人公を笑える所もあるが…

  • chanrinsham さん
  • 2020年10月10日 19時07分
  • 閲覧数 256
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    • 総合評価
    • ★★★★★

主人公がいきなり観客に向かって話しかける(第四の壁を取り払う)、心中の思いを語らせる、画面を分割して違う場所をつなげて会話をキャッチボールさせる、批評をしている対象人物や道行く人を捕まえて語らせる、昔の場面に今の人物をワープさせる、といった時空間を自在につなげる独特のスタイルは、今見ても斬新だけど、慣れが必要。セリフが多く、90分程度の割に、長く感じる。

ネガティブ思考で神経質で被害者意識が強いが、行動力のある主人公。ハリウッドに引っ越してしまったアニーホールを追いかけていった彼に対し、

NY is dying.. You are incapable of enjoying life.
ニューヨークは死にかけてるし、あなたも人生を楽しめないのよ。

とにべもなく、頭でっかちなニューヨークと主人公を一緒くたに切り捨てる。主人公には悔しいことに、別れた後に彼女はますます輝いている。皆さんおっしゃるように、女性は気持ちの切り替えが早い。

アルビーは未練たっぷりに、二人の恋が成就したという妄想を脚本に書く。なんだかここまでくるとウディ・アレンの私小説を読まされている感じがしてくる。実はラ・ラ・ランドも同じことを別の方法で描いているんだけどね。

中途半端に色んな知識はあるし不自由はないけど、なかなか本当の賢さや豊かさを手に入れられず、恵まれた時代なのに何かにつけて不満を感じてしまう不器用な都会人は、あるある!と共感しかけて、いやでもなんだかこうはなりたくないな…、と、きまりの悪さを感じるのである。部分的にはリアルだからこそ感じる、後味の悪さ。

これは高価なドラッグなんだ…と言ってるところでくしゃみして吹き飛ばしてしまうシーンに爆笑したが、あれはたまたま撮れたのが試写会で好評だったので、そのまま残したとのこと。

ダイアンキートンは文句なしに素敵。ファッションに疎いのでわからないが、女性のネクタイルックとかは、この辺りが起源なんでしょうか。
出会ったばかりのころ、テニスクラブで
Hi!
Bye!
を同じ爽やかさで言うの、最高。

にしても、NEETという言い方が当時アメリカで既に使われていたとは!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
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