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アニーよ銃をとれ (1950)

ANNIE GET YOUR GUN

監督
ジョージ・シドニー
  • みたいムービー 7
  • みたログ 70

3.78 / 評価:18件

技巧を感じた

  • ker***** さん
  • 2016年7月1日 21時11分
  • 閲覧数 410
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

自分はミュージカルはあまり見たことがなくて、ミュージカルの歌のシーンってどういう意味があるのか(「なんか盛り上がる」以外に)よく知らなかったが、この作品を見ながらいろいろ考えさせられた。

アニーの登場シーンでは、彼女は変顔にダミ声でコミックソングを歌う。その時点では「サザエさんみたいなブスだな」と思う。
ストーリーがなんやかんや進行し、アニーは恋を成就させるべく女磨きをする(泥パックしたり読み方の勉強をしたり)。
それから、アニーがフランクと愛を語らう場面があるのだが、そこで彼女はうっとりした表情、女性らしい綺麗な声でしっとりしたラブソングを歌う。
そこで観客は最初の「サザエさんみたいなブス」を思い出して目の前のアニーと比較し、「めちゃくちゃ女子力あがっとるやんけ!」となるのである。
アニーの女磨きの成果の示し方はいろいろあるだろうが、このように歌唱で示すのが最も説得力があるのである。

それからインディアンの仲間入りをする場面。仲間入りの儀式もやはり歌と踊りなのだが、その最中(まだ仲間になってない)はアニーは周りのインディアンに合わせて上手に歌って踊ることはできない(みんなに混じって足を踏みならそうとしても、足を踏まれちゃったりする)。ところが儀式が終わって仲間入りが果たされると、みんなと息を合わせて歌ったり踊ったりできるのである。
これもやっぱり、歌のシーンに説得力を期待している。「アニーは無事インディアンの仲間入りを果たしたんだ」と一目で分かるからである。

終盤のパーティのシーンでは、アニーとフランクが「どちらがスゴイか」を張り合って歌を歌う。この歌がいい。「俺の方が高い声が出る」「私の方が長く声が出る」と、歌自体が張り合いの勝負になっているのである。

これは脚本の話だけど、ラストの勝負ではアニーがわざと負けて、勝負相手のフランクを立てることによって恋愛を成就させる。こういう締め方でいいのかな、と思わないでもなかった。ただ序盤でアニーが「銃じゃ男は仕留められない」と歌うシーンがあって、そのことをインディアンのオッサンに指摘され、アニーがワザと負けることを決めるので、「伏線が張ってあったんじゃ仕方ないな」という気分にはなった。アニーが独り言として歌ったことを引用してくるのは反則くさいが、ミステリアスなインディアンが言うのなら許される。そういう脚本の妙も感じられた。

詳細評価

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