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7月4日に生まれて (1989)

BORN ON THE FOURTH OF JULY

監督
オリヴァー・ストーン
  • みたいムービー 151
  • みたログ 2,697

3.70 / 評価:517件

アメリカ合衆国

  • ポンドレッド斬 さん
  • 2009年5月20日 21時07分
  • 閲覧数 367
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

2度目の観賞ですが、昔観た時と感じるものがかなり違いました。

ベトナム戦争の帰還兵、ロン・コービックにオリヴァー・ストーンは約束した。
「必ず映画をつくります」と。
だけど、映画化するのは難しく、その話は流れるんです。
その後、彼は「プラトーン」を作り上げ、有名になる。
有名になれば、すんなり彼の言葉が通るわけで、
この映画がようやく出来たわけです。

トム・クルーズはロン本人から直接話を聞いたり、
車イスで生活したり、この映画にかける思いは半端じゃない。

帰還後の苦悩や葛藤を描いていて、戦場の場面は少ないんですが、
それでも前線で戦い続ける男たちの恐怖、
極限状態の精神から起こる混乱などがリアルに描かれている。

女、子供を撃ってしまう。
誤って部下を撃ってしまう。
次々に倒れる仲間たち、そしてロンも撃たれ下半身不随…。
恐ろしい。戦争は恐ろしい。
いや、恐ろしいのは「戦争」をする「人間」

元々、宣誓布告もなく北が南に仕掛けた紛争で、
共産主義の拡大を阻止することを名目に、アメリカが南側を支援したんですよね。
結局、途中参加したアメリカがベトナム戦争を拡大したってことになる。
拡大して、敗北したアメリカ。
だけど、いくら戦争映画を作ってもアメリカって国は、繰り返すんです。
反省しない国…。

故郷に帰ったロンが目にした反戦デモ。
ロンにしてみれば、お前ら愛国心はあるのか?
オレたちは祖国のために戦っているんだ!と怒鳴りたくなる。
何を得て何を失ったのか?
得たものなんて何もない、勲章なんて意味がない。
失ったものは下半身。

戦場で戦ったものにしか苦しみは分からない。
周囲は、遠くで起きている戦争なんかに興味はない。
やり場のない苛立ちで深酒、そして、メキシコへ。
そこで出会うチャーリー(ウィレム・デフォー)を見て、
ああ、オレもこうなるんだ、オレは、こんな姿になっちまう、
そう感じてロンは変わる。
負傷したからすぐに変わったわけじゃなく、
何年もの葛藤の末、変わったんです。

反戦運動に没頭するロンの姿に、彼の信念を感じました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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