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7月4日に生まれて (1989)

BORN ON THE FOURTH OF JULY

監督
オリヴァー・ストーン
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  • みたログ 2,688

3.42 / 評価:508件

苦悩と悲愴に埋め尽くされた姿

  • jun***** さん
  • 2012年5月30日 6時32分
  • 閲覧数 986
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

7月4日に生まれ、毎年自分の誕生日に行われるパレードで、アメリカの英雄達が尊敬の念を込めて人々に歓迎される様を見、両親にも期待をかけられて、育った少年。 青年になった彼は誇りを持ってベトナム戦争の志願兵に。 

しかし極限状態での戦争は悲惨なもの。 誤って、女性と子供、さらには仲間まで殺してしまうことも・・・

精神的にも苦しみぬき、さらには下半身不随となって車椅子で故郷に戻ってくる。 しかし、時代はもはや帰還兵を英雄として崇める時代ではなかった。 反戦デモが激化する中、一生車椅子の生活を送ることになった自分の体を見てもはや幼い頃からの信念すら揺らぐ・・・


苦悩と悲愴に埋め尽くされた彼の姿を見ているのは苦しすぎる。 時が経ち、彼は今までの信念を捨ててまで反戦運動に参加することで、やっと今の自分のアイデンティティを見出していく・・・

彼の愛国心こそ変わっていないが、彼が抱いていた、あれほどまでに強烈な信念ですら、180度変わることもある。 
それほどまでにマスコミや国の指導者の扇動、教育による思想の伝播の影響力は大きい。 養育者である大人はもちろん教育において責任を持たなければならないが、若者も自分の目で「自分にとっての」真実を見つけなければならない。 しかし、その自分にとっての真実が時の移り変わりと共に真逆になるのなら、そんなことのために、莫大な犠牲と弊害を生む戦争をするなんて、あまりにも悲しすぎる。 
もちろん、そのように価値観が変わる訳ではない場合でも、ちょっとした利害関係なんかで絶対に戦争なんてしてほしくない。 
改めて戦争の悲惨さを痛感させられた映画。 若き日のトム・クルーズが好演。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 絶望的
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