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HACHI 約束の犬 (2008)

HACHIKO: A DOG'S STORY

監督
ラッセ・ハルストレム
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4.03 / 評価:1,237件

解説

渋谷駅で毎日仕事帰りの主人を迎え、亡くなってからも待ち続けるハチという名の実在した犬の物語を舞台を日本からアメリカに移し映画化した感動物語。一人の大学教授と彼に育てられた飼い犬の心温まる愛ときずなを描く。監督は『サイダーハウス・ルール』のラッセ・ハルストレム。主人公の教授を『最後の初恋』のリチャード・ギア、その妻を『ボーン・アルティメイタム』のジョーン・アレンが演じる。国境を越えて共感を呼ぶ普遍的なテーマと感涙のラストに注目だ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

アメリカ、郊外のベッドリッジ駅。寒い冬の夜に、迷い犬になった秋田犬の子犬を保護したパーカー・ウィルソン教授(リチャード・ギア)は、妻ケイト(ジョーン・アレン)の反対を押し切って子犬を飼うことに。首輪のタグに刻まれていた漢字から、ハチと名づけられた子犬は、パーカーの愛情を受けてすくすくと成長していく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)Hachiko,LLC
(C)Hachiko,LLC

「HACHI/約束の犬」日本であろうがハリウッドであろうが、人間と犬の絆は普遍と実感

 渋谷駅の前で主人の帰りを待ち続けた忠犬ハチ公。映画やドラマとなり、大勢の涙を絞った日本人好みの逸話に目をつけたのがチベット仏教徒としてのアジア人の精神性に重きを置くリチャード・ギアだ。

 「脚本を読んだ瞬間、子供のように号泣した」と白状したギアが演じるのは、大学教授パーカー。出張帰りに駅で遭遇した子犬を連れ帰り、飼い主を探すまでのはずが……。つぶらな瞳の秋田犬と生活を共にすると、もうダメ。妻子も呆れるほどハチに夢中になり、ハチもそんなパーカーを一途に愛す。互いを徐々に探り合う過程は恋愛にも似ているし、2人の蜜月に愛犬家じゃなくとも頬がゆるむはず。ハチの視点によるローアングルのモノクロ映像(犬は色盲だからね)を挿入し、相思相愛ぶりを強調するラッセ・ハルストレム監督の演出もわかりやすくてよろしい。

 とはいえ、本作の最大の貢献者にしてスターは、ハチ役の秋田犬たち。ふくふくしい子犬の愛らしさはもちろん、ご主人の他界を理解できずに駅で待ち続ける晩年を演じた老犬の哀愁漂う演技はアカデミー賞もの。じっと待ったのにご主人に会えないハチががっかりする場面では、彼の心の機微が痛いほどに伝わってきて、思わず鼻の奥がツーン。犬だから肩を落とすはずはないのだが、そういう風にも見えるから不思議。

 冒頭からエンディングまで驚きやヒネリは一切ないものの、人間と犬の絆は普遍と実感し、精神面の充足感はたっぷり。見終わった瞬間、やさしい気持ちになっている自分に気づいた。(山縣みどり)

映画.com(外部リンク)

2009年8月6日 更新

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