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THE LAST -NARUTO THE MOVIE- (2014)

監督
小林常夫
  • みたいムービー 73
  • みたログ 456

2.87 / 評価:841件

一部のNARUTOファンに捧ぐ映画

  • mag***** さん
  • 2014年12月9日 3時30分
  • 閲覧数 3256
  • 役立ち度 155
    • 総合評価
    • ★★★★★

最速の試写会で観ました。
最後と銘打っていたので水を差すのもどうかと思っていたのですがどうやら最後最後詐欺だったようなので辛口です。

まず一言。前売り券を買わないで本当によかった。特典があってもタダじゃないならもう観に行きません。
汗水たらして働いた金をこんなもんに使いたくない。美味しいものでも食べて自分の血肉にするほうが100億倍マシってもんでしょう。

よかったのは作画と音楽。以上。
中学生が書いたような稚拙でベタな失笑もののストーリー、ツッコミどころ満載の言動をするもはや別人のキャラ達。一体何を以って全てのNARUTOファンに捧ぐなのか。「ぼくのわたしの考えたさいきょうのNARUHINA」?同人誌ででもやってろ。
残された伏線は映画で回収されるのかとガッカリしていたがまさかそれすらもなく、2年もかけて作ったものがこの思惑と欲望剥き出しのお花畑映画とは。
重いテーマに対して長年キャラと共に苦しみ悩んだ真剣なファン達に対するこれが返答なのか。
戦争から2年しか経っていないなら、ナルトらが忍世界の闇と、憎しみの連鎖と、どう向き合ってどう解決するのか奔走する姿が見たかった。問題を先送りにしてんのに平和を謳歌してイチャイチャしてる場合かよ!?扱いきれないから投げて、型にはまった幸せを見せておけば喜ぶだろうなんて受け取り手をアホばっかりだと思ってるのか?
こんなことを続けていたら、作品に対して真摯に向き合い続けた本当に大切にすべきファンをどんどん失っていくことになるでしょうね。

岸本先生、あなたが15年間命を削って描いた作品の最後が、金儲けの為に最終回前に盛大にネタバレされ利用され悔しくはないのですか?

今回のことで改めて思ったのが原作者の岸本先生からNARUTOへの情熱が昔よりも大幅に失われてしまったのだということ。

こんな風にキャラを死なせる位なら潔くスッパリキッパリと終わらせて全く別のキャラで全く新しい作品、それこそ少女漫画でも描いたらよかったのに。
伏線放り投げてキャラクターを産む機械にして次世代だけはやりますってコンテンツの延命と金儲けのためだけにしか思えません。

それでも今後にわずかな期待をしてしまうのは少し前までのNARUTOは確かに人の心を動かすものを持っていたから。
漫画家・岸本斉史のプライドと才能を信じているからです。

NARUTOを深い作品だと思っていたからこそ、疑問も批判も出るんですよ。そうじゃなきゃ自分の時間を削ってレビュー書いたりしないし、今頃とっくに忘れ去って他のものに夢中になってますよ。

次の映画も次世代だからすでに期待できないわけですが、愛ある批判が抹殺されることなく届き、少しでも奮起して頂けることを願うばかりです。
岸本斉史よ、とっとと目を覚ませ。

もう見ないとは言わないですが次の映画の前売り券は絶対に買わずに静観することにします。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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