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中島哲也監督、岡田准一に毒舌さく裂

シネマトゥデイ

2018年12月7日(金) 20時58分 更新

初のホラー映画『来る』初日舞台あいさつに登壇した岡田准一

初のホラー映画『来る』初日舞台あいさつに登壇した岡田准一

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『告白』などのヒット作を手掛け、キャストへの演出が厳しいことで知られる中島哲也監督

『告白』などのヒット作を手掛け、キャストへの演出が厳しいことで知られる中島哲也監督

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 俳優の岡田准一と妻夫木聡が7日、都内で行われた映画『来る』初日舞台あいさつに登壇。中島哲也監督から「俺の悪口を言うなよ」とクギを刺されていたにもかかわらず、これまでのイベントで中島監督の毒舌エピソードで盛り上がっていた岡田らは、この日も本人を前に暴露トーク。中島監督も平然と毒舌を繰り出し、会場を盛り上げた。舞台あいさつには、黒木華、小松菜奈、青木崇高、松たか子も登場した。

 第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を実写映画化。謎の訪問者をきっかけに、怪現象に悩まされる新婚の田原秀樹(妻夫木)から相談を受けたオカルトライター・野崎(岡田)が、想像を絶する恐怖にのまれていくさまが描かれる。

 中島監督は、本作を「お祓いライブ映画」と評し、フジロックのような体感型のエンターテインメントとして「ノリノリで楽しんでほしい」とアピール。岡田が自分以外のキャストを羨むほど、強烈なキャラクターたちも見ものだ。しかし、その岡田に中島監督は「確固たるクセのある役は誰でもできる」と言い放つと、「無個性に見えて、さほど見せ場もない、そういう役の微妙な気持ちの変化を見せていくのが俳優の醍醐味だから、岡田くんはこの役を楽しんでいるんだろうなと思っていました」と皮肉交じりのコメント。妻夫木らは「本性現してきたな!」と臨戦態勢に入った。

 そんな中、中島監督が「基本的には男優には興味ない。失敗したときに皮肉を言うくらい」と現場でのスタンスを明かすと、妻夫木らは当時の様子を紹介。秀樹と日本最強の霊媒師・琴子(松)が電話で話すシーンでは、松の代わりに棒読みの助監督が務めていたそうで、妻夫木が「やりづらい。琴子のしゃべるトーンはどれくらい?」などと中島監督に聞いても、「全然わからない」とあっさり返されてしまったとか。岡田も車を運転するシーンがおざなりになっていたことを挙げると、中島監督は「岡田くんが『車のシーンは久しぶり。いつも馬に乗ってるんで』と言っていたのには笑いました」と話を脱線させて観客の笑いを誘った。

 その後も「僕が言うことは結局、妻夫木くんには芝居が軽すぎる、岡田くんには重すぎるというだけで、やっているうちに飽きちゃう」と中島監督の毒舌は止まらない。秀樹の親友を称する民俗学者を演じた青木に対しては、「すごくいい俳優だけど、勝手にセリフを増やします」と指摘し、琴子の妹でキャバ嬢の霊媒師を演じた小松については『渇き。』以来の成長に舌を巻きつつ、「次に会うのは30歳過ぎてからになると思うので、その時もセーラー服着て高校生役やっていたらバカにしてやる」と続け、妻夫木から「一言多いんですよ」とたしなめられていた。

 中島監督と『告白』以来のタッグとなった松は、そんなやりとりを楽しそうに見ながら、自身は「やっぱり面白かったですけど、アガりました。何かをやろうとしていたから舞い上がっていたと反省しました」と気合いが入り過ぎていたことを打ち明けていた。(取材:錦怜那)

映画『来る』は全国公開中

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