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『万引き家族』是枝裕和監督に生涯功労賞!スペイン・サンセバスチャン映画祭

シネマトゥデイ

2018年6月29日(金) 21時01分 更新

是枝裕和監督

是枝裕和監督

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『万引き家族』(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

『万引き家族』(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

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 映画『万引き家族』の是枝裕和監督が、9月にスペインで開催される、第66回サンセバスチャン国際映画祭(9月21日~29日)で、生涯功労賞にあたるドノスティア賞を受賞することが明らかになった。アジア人の受賞者は是枝監督が初となる。

 是枝監督と同映画祭の縁は深く、1998年に『ワンダフルライフ』が国際批評家連盟賞を受賞したのを皮切りに、『歩いても 歩いても』『そして父になる』など8作品を出品。『万引き家族』も、他の賞の対象にはならないが、ドノスティア賞特別上映作品として出品される。

 ドノスティア賞は1986年に創設された賞で、過去には、オリヴァー・ストーン、フランシス・フォード・コッポラ、アル・パチーノ、ヒュー・ジャックマン、イアン・マッケランなど、名だたる監督・俳優が受賞。映画祭からの最高の評価に是枝監督は、「サンセバスチャンは僕にとって特別な映画祭です。初めて呼んでいただいてから20年になりますが、その間に触れた、あの景色、あの観客の笑顔、全てが忘れがたいです。その時間の積み重ねが、今回の賞に繋がったのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません。ありがとうございます」と感謝を述べている。

 映画祭ディレクターのホセ=ルイス・レボルディノス氏も、是枝監督が、映画祭の開催地でもあるサンセバスチャンにとって「本当の親友」だと証言。現代の映画界において、非常に重要な映画人だと評価している。「監督として高い技術力や熟練の域に達した作品だけでなく、私たちが授与にあたり付け加えなければならないのは、彼が持つ深いヒューマニズムです。監督は特に家族の視点や子どもたちの特別な世界を通じて現代における社会的な問題を歴史に刻む重要な記録者のひとりと考えております」

 『万引き家族』は万引きを重ねる一家の姿を通して、本当の家族のつながりを問いかける人間ドラマ。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、子役の城桧吏(じょう かいり)、佐々木みゆら俳優陣の演技も高く評価されており、28日時点の累計成績は興行収入27億円、動員220万人を突破する大ヒットを記録している。(配給発表)(編集部・入倉功一)

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