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アームストロングの息子たちが語る『ファースト・マン』

シネマトゥデイ

2019年2月6日(水) 10時06分 更新

リック・アームストロングとマーク・アームストロング - (C) Universal Pictures

リック・アームストロングとマーク・アームストロング - (C) Universal Pictures

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(C) Universal Pictures

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 人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長ニール・アームストロングの人生を描いた映画『ファースト・マン』。昨年9月にアメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターで行われた取材会にニールの子どもであるマーク・アームストロング、リック・アームストロングが参加し、作品について語った。

 マークとリックの父が月に降り立ったのは1969年のこと。当時のことを振り返った2人は「父が月に行くと聞いても僕たちはなにも心配していなかった。母は恐怖を感じていたようだけど」と笑う。そして「そもそも自分たちを普通の家族だと思っていたんだよ。父がパイロットだったのは知っていたけど、歴史を変える偉業に挑んでいるとは到底考えが及ばなかった」と続けた。

 『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再タッグを組んだ今作は、ニール・アームストロングの伝記ドラマであり、壮大な宇宙の映像が描写される。だが単なる「宇宙映画」とは違う。昨年のベネチア映画祭の公式会見でデイミアン監督は「『家族のドキュメンタリー映画』とも感じられる作品にできればと(撮影中に)ライアンと話していました。ホームムービーですが、家族の中にたまたま月に行く人がいた」と作品について語っており、ニールが抱えていた葛藤や家族との絆なども映し出される。

 マークとリックの2人はこの作品の製作に全面協力している。「宇宙船や当時の技術のことだけでなく、ニール・アームストロング個人の人間関係にも正確性を求めていた」と製作陣について語る。

 「もちろん、いくつか映画的に描かれている部分はあるかもしれないが、家族のシーンはかなり正確だ。映画で描かれている通りの出来事がそのまま実際に起きたということではないが、映画を観て『私たちの父親はこういう人だった』と思えるシーンがたくさんあった」

 「事実と少し異なる描写は、それは事実を知らなかったから適当に置き換えたということではなく、ちゃんと事実を知った上で劇中での表現をかえている」と説明し、デイミアン監督をはじめとするスタッフたちの丁寧な映画づくりの姿勢を称えていた。

 映画の公開は2月8日から。ライアンのほかに『蜘蛛の巣を払う女』などのクレア・フォイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェイソン・クラークなどが出演している。2月24日(現地時間)に授賞式が開催される第91回アカデミー賞で4部門(録音賞、音響編集賞、視覚効果賞、美術賞)にノミネートされている。(編集部・海江田宗)

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