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オスカー女優オクタヴィア・スペンサーの狂気の演技にリスペクトの念

シネマトゥデイ

2019年6月5日 (水) 23時02分 更新

『Ma』について語るダイアナ・シルヴァース - Gary Gershoff / Getty Images

『Ma』について語るダイアナ・シルヴァース - Gary Gershoff / Getty Images

シネマトゥデイ

 オスカー女優オクタヴィア・スペンサーがスリラー映画に挑戦した話題作『マ(原題)/ Ma』について、共演したダイアナ・シルヴァースが、5月29日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィアが、同作監督であるテイト・テイラーと再びタッグを組んだサスペンス・スリラー。静かなオハイオ州の街に母親(ジュリエット・ルイス)と共に引っ越してきた高校生マギー(ダイアナ)。出来たばかりの友人たちに誘われ、道端で黒人女性スー・アン(オクタヴィア)に声をかけ、お酒を買ってきてもらう。彼らの飲酒運転の可能性を懸念したスーは、自宅の地下室をパーティー会場として提供するが、ある特別なルールを設定した。やがて高校生たちは、過去にトラウマを持つスーの狂気に巻き込まれていく。

 ダイアナは脚本を読んだとき、映画『危険な情事』と『キャリー』を交錯させたようなクレイジーな脚本だと感じたそうだ。「私がオーディションを受けるとき、まだオクタヴィアの出演は決まっていなかったんだけど、テイト・テイラーが監督を務めことはわかっていたの。彼は映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』、『ジェームズ・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~』で素晴らしい仕事をしていて、信頼できると思ったわ」しかし、オーディションでは失敗してしまったのだそう。「オーディションは3シーンあったのに、2つのシーンしか準備していなくて、もうダメだと思ったわ」とダイアナは振り返った。その後、マネージャーから連絡があり、『Ma』にオクタヴィアが出演すること、そしてマギー役を勝ち取ったことを知ったと明かした。

 撮影時、ダイアナはキャストやクルーと話す以外は、友人や家族とさえも話さなかったという。「アカデミー賞の受賞経験もあるオクタヴィアや、ノミネート経験のあるジュリエットたちから全てを吸収し、学びたかったの。出演シーンがない時でも毎日撮影に参加し、質問のために異なったカラーで記した付箋を脚本に貼り付けたりしていたわ」

 オクタヴィアは若手俳優とも交流をしていたそうだ。「彼女は、わたしがこれまで出会った人の中でも、最も楽しい人物よ。パーティーのシーンでは、オクタヴィアが気が狂ったように楽しむ瞬間があるのだけど、映画を見ればわかるように、彼女は素晴らしいダンサーでもあるの。彼女は、(現場で)良い雰囲気を保ちながら、必要とされている演技はちゃんとこなしていたわ」と、オクタヴィアとの共演について語った。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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