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『ゲット・アウト』監督新作、不気味さにマイケル・ジャクソンの影響

シネマトゥデイ

2019年9月6日 (金) 09時04分 更新

不気味… -写真は映画『アス』より - (C) 2018 UNIVERSAL STUDIOS (C) Universal Pictures

不気味… -写真は映画『アス』より - (C) 2018 UNIVERSAL STUDIOS (C) Universal Pictures

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 監督デビュー作『ゲット・アウト』(2017)で第90回アカデミー賞脚本賞を受賞したジョーダン・ピール監督が電話インタビューに応じ、新作ホラー『アス』(9月6日公開)に登場するドッペルゲンガー(自分とそっくりの姿をした分身)の創作秘話を明かした。

 人種差別を扱った『ゲット・アウト』で世界に名をとどろかせたピール監督。前作を超える映画を作るというプレッシャーに臆することなく、「自分の好きなように作品を作ればいい」というスタンスで新作に取り掛かった。

 2年ぶり監督2作目となる『アス』は、“自分自身と向き合う恐怖”をテーマに、黒人家族が自分たちと瓜二つの4人組と対峙するさまを描く。幼少期にテレビドラマ「ミステリー・ゾーン」(1959~65)で描かれたドッペルゲンガーに恐怖心を抱いたというピール監督。本作のアイデアは、その恐怖心からもたらされたものだった。

 「私は、なぜドッペルゲンガーが怖いのかを解明しようとしてきました。数年前のある時、急に“4人組のドッペルゲンガー”というイメージが浮かび上がったんです。4人は家族という設定で、彼らを通して人間の闇の部分を描くというもの。これが私にとって、非常に特別な題材となっていきました」

 つなぎを身にまとい、裁縫バサミを持つドッペルゲンガーは実に謎めいた存在で、劇中で強烈なインパクトを放つ。ピール監督は、彼らを「狂気に満ちていて、憎しみを抱いている存在」と説明。つなぎの色には、視覚的に脅威を連想させる「赤」を採用した。ビジュアルは、映画の舞台の一つでもある1986年に流行したポップカルチャーが影響しており、「マイケル・ジャクソンが『スリラー』のMVで着用している衣装」から影響を受けたことも明かした。

 海外では、本作と『ゲット・アウト』で同じ世界観を共有する“シネマティック・ユニバース”が展開されているのではないかという説も飛び交っている。「特に世界観を共有している訳ではありません」とピール監督は否定したが、「『ゲット・アウト』で使用したある小道具が『アス』に登場しているんです」と劇中のあるシーンに隠し要素(イースターエッグ)が用意されていることに言及した。(編集部・倉本拓弥)

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