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松岡茉優、天才ピアニスト役は「挑戦というより戦い」

シネマトゥデイ

2019年9月17日 (火) 11時13分 更新

『蜜蜂と遠雷』に主演する松岡茉優

『蜜蜂と遠雷』に主演する松岡茉優

シネマトゥデイ

 女優の松岡茉優が16日、都内で行われた映画『蜜蜂と遠雷』完成披露イベントに登壇。主演作を「新しい音楽映画」と表し、石川慶監督の“無茶ぶり”に応えた本作に自信を見せた。この日は松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川監督も来場した。

 直木賞と本屋大賞をW受賞した恩田陸の同名小説を実写映画化した本作は、それぞれの思いを胸に、国際ピアノコンクールに挑む4人のピアニストたちの運命を描いた物語。石川監督は「ものすごく無茶ぶりをいっぱいした」といい、ふんだんに盛り込んだピアノシーンについて「本人が弾いているように見えている部分は本当にご本人が弾いています」とアピール。真摯に役に向き合った役者勢に感謝した。

 復活をかけてコンクールに挑む元神童・亜夜役の松岡は「言葉では言い表せないほど素晴らしい原作の実写映画化ということで、我々にとって挑戦というよりも戦いのような映画でした」としみじみ。また、映画化や自分のもとに役が回ってきたことを「奇跡の連続」と表現し、本作を「日本映画離れした映像美」「クラシック映画とは思えない新しい音楽映画」と高評価。しかし、すぐに「大きなこと言っちゃった」とはにかんだ。

 不屈の努力家・明石役の松坂も「ハードルが高かった」と振り返ると、「(ピアノは)触ったこともほぼない状態だったので、レッスンの先生の一言目が『じゃあ松坂さん、ドはどこですか?』『それはファですね』みたいな……」と、まるで子供のような扱いを受けたことを告白。幼少期にピアノ経験がある松岡は、松坂の練習風景を見た際に「(指の動きが)バンビみたいでした。立ち上がる小鹿みたいでした」と滑らかさがなく、がくがく震えるような動きだったことをアクションつきで伝えて、会場の笑いを誘った。

 今は亡き“ピアノの神”が遺した異端児・風間塵を演じた鈴鹿は、広瀬すずが自身のマネージャーにスカウトを進言したことがきっかけで芸能界入りした話題の人物。初めての舞台あいさつで「こんなにフラッシュをたかれるのは人生初なので眩しい」と目を細めると、「現場ではちょくちょく緊張感があったらしいんですけど、僕はわからず……」と新人ゆえの度胸があったことを吐露。

 さらに、撮影時の様子を「和気あいあい」と表現するが、自分が伝えたい「楽しさ」にはハマらないワードだったようであとから否定し、松岡から「『和気あいあい』は言っとこうか。取り下げると(不仲とか)いろいろ憶測が飛んじゃうから」とアドバイスされる場面も。そんな鈴鹿のあまりにも素直で初々しい姿に会場には笑いがあふれていた。(取材:錦怜那)

映画『蜜蜂と遠雷』は10月4日より全国公開

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