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京都国際映画祭2019が開幕 三船敏郎賞に中井貴一、牧野省三賞に故・津川さん

映画.com

2019年10月17日 (木) 18時00分 更新

三船敏郎賞を受賞した中井貴一

三船敏郎賞を受賞した中井貴一

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 [映画.com ニュース]映画にアート・笑いなどを織り交ぜた「京都国際映画祭2019」が10月17日、京都市・西本願寺でのオープニングセレモニーを皮切りに市内各所でスタートした。俳優賞にあたる三船敏郎賞には中井貴一が選ばれ、故郷・京都に錦。中井は「役者は伝承芸ではないが、時代劇は伝承芸だと思う。京都の撮影所がもっと華やかになるよう、時代劇が当たり前に作られるよう、もっともっと精進していきたい」と誓った。

 三船敏郎賞は、戦後日本映画の大スターの名を冠し、国際的な活躍が期待される俳優を表彰するもので、中井は「大変光栄。励みになる」と感謝。また中井は、三船さんと共演した若き日を振り返り、「豪放磊落(ごうほうらいらく)に見えてとても細やかな方だった。いらっしゃるだけで何か伝えられるようにならなきゃダメ、テクニックじゃないと教わった」と大先輩に敬意を込めた。

 京都国際映画祭は、吉本興業グループが主導する形で2014年に現在の名前となり、今年で6回目。日本映画の伝統息づく京都から「映画もアートもその他もぜんぶ」を発信、今年は日本映画の父・牧野省三の没後90年特集などが見どころになる。

 前身の映画祭から受け継ぎ、日本映画の発展に大きく貢献した製作関係者を表彰する牧野省三賞には、牧野省三の孫で、昨年8月死去した津川雅彦さんが演出された。津川の娘で女優の真由子が代理受賞し、「身内なので賞をもらうのはどうか…」と謙遜しつつ、「今朝、父のお墓参りをして報告してきました」と感謝を込めた。

 映画祭のアンバサダーは浅田美代子が務める。浅田は、昨年9月死去した樹木希林さんが企画し、今年公開された主演映画「エリカ38」などで同映画祭と縁が深く、「(希林さんは)あなたがアンバサダー?って笑っていると思う」とチャーミングに故人をしのんだ。

 京都国際映画祭2019は、国内外100を超える映画作品の上映のほか、現代アート展示、プロレス、持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)と笑いの融合など充実。レッドカーペットセレモニーには、中島貞夫・名誉実行委員長、中村伊知哉・実行委員長、奥山和由・総合プロデューサー、桂文枝、西川きよし、出品映画の関係者らが一堂に会した。10月20日まで京都市内各所で開催される。

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