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『ターミネーター:ニュー・フェイト』監督が語るジョン・コナー登場シーン

シネマトゥデイ

2019年11月10日 (日) 06時00分 更新

制限があるからアクションは面白くなる ティム・ミラー監督

制限があるからアクションは面白くなる ティム・ミラー監督

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 映画『ターミネーター』シリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(全国公開中)のティム・ミラー監督が、伝説級のキャストたちとの仕事を振り返りながら、撮影の裏側を語った。(この記事は『ターミネーター:ニュー・フェイト』の内容に触れています)

 ジェームズ・キャメロンが監督したSFアクションの金字塔『ターミネーター2』(1991)の正統な続編となる本作。『デッドプール』で一躍人気クリエイターとなったミラー監督を抜てき。キャメロンがプロデューサーを務め、T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーに加え、リンダ・ハミルトンがサラ・コナー役でシリーズに復帰。63歳のリンダは、重ねた年齢はそのまま『ターミネーター2』と同じく美しくタフな戦士として、未来をかけた戦いに挑む。

 本作のサラについてミラー監督は、彼女を必要以上に若く見せようとは全く考えなかったという。「あのままのリンダを好きになってもらえてうれしいよ。顔っていうのは、映画においてものすごく重要。今回のサラ・コナーは怒りと復讐に燃えていて、外見なんて眼中にないし、ものすごい悲劇を経験していて、それが顔に表れてないといけないかった。だから、彼女を若く見せようなんてことは一切考えなかった。あれが最高なんだから」

 「それはアーノルドも一緒なんだ。彼の顔を若く見せようなんてことも、全く考えなかった。T-800の外皮は人間と同じように老化するっていう設定も最高だったしね。それを変にいじって彼を若くみせようとしたのが、過去のシリーズの失敗だったと思うね」

 一方で本作には、若いころのT-800、サラ・コナー、そしてジョン・コナーも回想シーンに登場する。今年の夏、アメリカ・サンディエゴで行われたコミコンのビデオメッセージ内でプロデューサーのキャメロンは「エディ(エドワード・ファーロング)もジョン・コナーとして戻ってくる」と発言していたが、ミラー監督は「ジムがあんな発表するなんて、僕らは知らなかったんだ」と苦笑。ファーロングの参加について「若いころのジョンの体はボディダブルで撮って、顔をデジタルで置きかえている。ジョンの表情には実際の俳優たちの演技を反映させていて、ほんの少しだけどそこにエディも入れているんだよ」と語った。

 シュワルツェネッガーとリンダという、レジェンド級キャストとの仕事も最高の経験だった。「すげーいい人たちだったよ! アーノルドとは現場ですごく楽しんだし、リンダはすごく演技に集中するタイプで、快くハグを交わしたり、スタッフをすごく大事にする人。逆に意外だったくらいだね」というミラー監督。1作目と2作目の大ファンでもあり、ターミネーターを動かすことにも格別の喜びがあったようだ。

 「うれしかったね。ただ、何でも自由にやればいいというわけじゃなくて、ルールを大切にした。(新型ターミネーターの)REV-9は今回、T-800、サラ・コナー、強化人間のグレースを相手にするけど、3人と対等か少し強いくらいのバランスを心掛けたよ。T-1000と同じように体は刃物に変形するけどそれを投げたり、レールガンを作ったりできるわけじゃない。そうしないと観客にとって、バカバカしいものになってしまうからね。リミットを設けることで、アクションはもっと面白くなる。何でもありじゃない。『デッドプール』の時でさえルールはあったからね(笑)」(編集部・入倉功一)

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