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神木隆之介「学生気分を大事に」 初の岩井作品で恋する高校生役

シネマトゥデイ

2020年1月17日 (金) 08時02分 更新

神木隆之介

神木隆之介

シネマトゥデイ

 岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』以来、約4年ぶりの新作となる映画『ラストレター』(1月17日公開)で、俳優の神木隆之介(26)が岩井監督と初めてのタッグを組んだ。本作で演じた乙坂鏡史郎をはじめ、『3月のライオン』(2017)、『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(2016)などで度々高校生を演じてきた神木が、その醍醐味を語った。

 本作は、姉を亡くした主婦・裕里(松たか子)と、裕里の初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)を軸に、2世代の恋を描くラブストーリー。神木が演じるのは、高校時代の鏡史郎。高校時代に裕里(森七菜)の姉・未咲(広瀬すず)にラブレターを送り、後に彼女のために書いた小説で作家デビューしたという設定だ。

 神木がauのCM「意識高すぎ!高杉くん」で演じているキャラクターの高杉くんも高校生だが、実年齢よりも低い役柄を演じる際に特別に意識する点はないと言う一方で、「学生」というキーワードは自身にとって重要なものになっていると話す。

 「高校生を演じるときに声のトーン、仕草などを意識して変えたりすることはないのですが、学生気分は大事にしています。今年27になるので『何を言っているんだ』と思われるかもしれませんが、自分としてはまだ学生の心を持っていると思っていますし、学生でいたいという引きずり方をしています。ですから学生を演じられるのはうれしいんです。自分自身の学生時代が楽しかったこともあって、『また学生に戻れるんだ』と」

 その「学生気分」とはどんなことなのか? 神木はこう続ける。「学生のときって一喜一憂というか、一つの物事に対して全力で向き合って落ち込んで、喜んで、常に新鮮な気持ちだったと思うんです。成長するにつれて経験を積んで、そういった感覚は薄れていくと思いますが、例えば『くだらないことで盛り上がっている』という風に落ち着きたくはなくて。くだらないことこそ楽しみたいですし、いつまでも心が動いていたい。それは学生の時から変わらないことで、僕の中で『学生』というキーワードは大事なものになっています。ちゃんとしているところはちゃんとしていますよ!(笑)ただ、常に『感動』していたいですね」

 岩井監督と初めて組んだ『ラストレター』の撮影では、現実とフィクションの狭間を漂っているような初めての感覚があったと言い、鏡史郎のもどかしくほろ苦い「初恋」を追体験。忘れがたい経験になった。

 「『初恋』って、人によって胸キュン、甘酸っぱい、などいろいろな表現があると思いますが、これから人を好きになったりしたときにも、そういう思いを大事にしたいです。とても大切なことだと思いますし、それを『ラストレター』で味わえたのはうれしかったですね」

 撮影前には「憧れの先輩」である福山雅治とディスカッションし、福山と同じ場所にほくろを足して少年時代の撮影に挑んだという神木。彼が体現した初恋のきらめきは、映画を見終えた後に深く切ない余韻をもたらす。(取材・文:編集部・石井百合子)

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