マイケル・ケイン

本名はMaurice Joseph Micklewhite。労働階級の家庭に生まれ、16歳からレストランや工事現場など、様々な職に就く。韓国などに徴兵後、両親の反対を押し切り市場で働きながら夜になると演劇の勉強をする。やがて劇団の舞台監督助手から役者としてTVに出演。56年の「韓国の丘」で映画デビューを果たす。「ズール戦争」あかりから注目を集め、「アルフィー」で初のアカデミー主演賞候補になる。また「探偵＜スルース＞」では名優ローレンス・オリヴィエと共演して共に主演賞候補になるなど名実共にイギリスの中堅実力派としてその地位を確立。次第にアメリカの作品にも出演作を重ねて印象に残る演技を見せた。そして86年の「ハンナとその姉妹」でアカデミー助演賞を受賞。以降も飄々とした演技で活躍を続け99年に「サイダーハウス・ルール」で2度目の助演賞を受賞した。55年に無名時代に知り合ったパトリシア・ヘインズと結婚し、一女が誕生したが58年に離婚。73年にギアナ出身のモデルと再婚した。ロンドンのレストランの共同経営者でもある。

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