マーリー・マトリン

本名はMarlee Beth Matlin。1歳半の時ハシカにかかり、左耳は20％しか聞こえず右耳は全く聞こえない聾唖者になってしまう。しかし持ち前の精神力と努力によって克服。7歳の時に出演したサマー・キャンプの舞台で演劇に興味を持ち、翌年から「ピーター・パン」や「オズの魔法使い」の舞台に主人公として出演。高校卒業後にシカゴのカレッジで犯罪学を2年間学ぶ。その後は演劇から遠ざかっていたが、地元劇団の舞台『小さき神の、作りし子ら』にたまたま出演していたところをキャスティング・ディレクターに見出され、同舞台の映画化作である86年の「愛は静けさの中に」で映画デビュー。アカデミーとゴールデングローブの主演賞を受賞。共演したウィリアム・ハートとは良きパートナーとして同棲生活を送ったりもした（後に破局）。以降は映画出演する傍ら、聾唖の子供たちのために慈善団体の委員として活動している。93年警察官と結婚。一女の母でもある。

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