略歴
少年時代から映画作りに勤しみ、やがては大御所メイクアップ・アーティスト、ディック・スミスのもとで特殊メイクアップや特殊効果を学ぶ。その経験を積みながら短編やTVシリーズを手掛けた後、1992年「クロノス」で劇場長編初メガホン。これが数々の映画賞に輝くなど飛躍のきっかけとなり、「ミミック」(97)でハリウッド・デビューを果たす。2001年にはペドロ・アルモドバル共同製作による「デビルズ・バックボーン」を監督。またウェズリー・スナイプス主演の人気シリーズ続編「ブレイド2」(02)を演出し、大ヒットとなった。04年には原作コミックの大ファンで念願だった「ヘルボーイ」の映画化を実現。そして、「パンズ・ラビリンス」(06)がアカデミー賞やカンヌをはじめ各方面で絶賛され、気鋭のフィルム・メーカーとして広くその名を知られることに。その後も「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚となる大作「ホビット」シリーズの脚本を務め、「パシフィック・リム」(13)で久々に監督に復帰、「ストレイン」などTVシリーズも手掛け、その手腕を発揮する。そして、2017年の賞レースの中心となった意欲作「シェイプ・オブ・ウォーター」で、ついにアカデミー賞(作品賞・監督賞ほか)の栄冠に輝いた。
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受賞歴
映画賞 | 受賞回(年度) | 受賞部門 / 作品 |
---|---|---|
アカデミー賞 | 第90回(2018年) |
シェイプ・オブ・ウォーター |
ヴェネチア国際映画祭 | 第74回(2017年) |
シェイプ・オブ・ウォーター |
LA批評家協会賞 | 第43回(2017年) |
シェイプ・オブ・ウォーター |
ゴールデン・グローブ | 第75回(2017年) |
シェイプ・オブ・ウォーター |