略歴
本名はAnthony Rudolfo Oxaca Quinn。少年時代に一家でLAに移住。しかし父が亡くなり、靴みがきから当時のボクシング・ヘビー級チャンピヨンのスパーリング・パートナーなど、さまざまな職業を経験。17歳の時、言語障害のために舌を手術し、そのリハビリをきっかけに演技に興味を示すように。36年初舞台を踏み、同年映画デビュー。これがセシル・B・デミルの目に止まり、「平原児」にインディアン役で出演。37年にはパラマウントと契約するが以降50年代まではインディアンやギャングの一味といった役しかまわってこなかった。が、舞台『欲望という名の電車』出演中にエリア・カザンに認められ、52年「革命児サパタ」にマーロン・ブランドと共演。アカデミー助演賞を受賞。以降はその実力を存分に発揮して共演した俳優陣を強烈な存在感で圧倒。54年の「道」では本能を剥き出しにする主人公を演じて国際的スターとして踊り出た。その後も「炎の人ゴッホ」、「野性の息吹き」、そして彼の代表作となった「その男ゾルバ」とアカデミーにも顔を出し、「ガンヒルの決斗」、「ナバロンの要塞」などの娯楽大作でも好演。80年後半からはTVにも出演していたが01年3月、呼吸器疾患によってこの世を去った。結婚は3回で子供は計13人! 息子のフランチェスコとダニー、ヴァレンティナは後に俳優になった。趣味で描く絵画の腕前はプロにも匹敵することでも有名だった。
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受賞歴
映画賞 | 受賞回(年度) | 受賞部門 / 作品 |
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ゴールデン・グローブ | 第44回(1986年) |
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アカデミー賞 | 第29回(1957年) |
炎の人ゴッホ |
アカデミー賞 | 第25回(1953年) |
革命児サパタ |