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SNSで大絶賛『カメラを止めるな!』劇場で驚きの光景

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カッコイイ男の生き様が描かれた作品に胸が高鳴る「一本気なポプコニスト」。生涯ベストは、パチーノ&デ・...

カメラを止めるな!予告編

あの『万引き家族』以上に話題となっているゾンビ映画があります。その作品とは『カメラを止めるな!』。この夏、SNSを中心に「最高におもしろい」と口コミで広がっている日本映画です。7月18日には、HKT48の指原莉乃が「会う人全員にすすめてるんだけど誰もみてくれない。本当に元気でるから観に行って欲しい~!」とつぶやいたことでも大きな反響を呼びました。また、映画好きの知人からも「ヤバいよ」との評判を聞きつけ、ついに重い腰を上げることに。

そして迎えた先週末の土曜日(7月21日)、この目で観ました。上映館を調べると、新宿にある「K'sシネマ」で午前10時20分から上映しているそう。映画館まで行って、門前払いをされては元も子もないので、前日の売り切れ状況を劇場公式Twitterで確認(オンライン購入システムがなかったので)。それによると、朝9時50分に満席のツイートが発信されていたので、1時間前に行けば、なんとかなるだろうと思っていたら......。なんと映画館には、長い行列が劇場の外にまでできていたのです。最後尾にいたスタッフに恐る恐る尋ねることにしました。

新宿「K'sシネマ」前にできた行列(撮影:ニック)

「あのー。いまから並んで観られますか?」

すると、そのスタッフは「もしかしたらギリギリかもしれません......」と望みがありそうな返答。朝の9時半とはいえ、都内の気温は30度を超えていたでしょう。額に落ちる汗を拭いながら、待つこと20分。窓口まであとわずかというところで聞こえてきたのは......。

「『カメラを止めるな!』の10時20分の回は満席となりました」

スタッフのよく通る声に目の前が真っ暗に。それでも並んでいた人たちは文句ひとつ言わずに、潔く退散しました。というのも、この日、新宿の「K'sシネマ」では10時20分だけの上映だったからです。すると、途方に暮れる人たちに向けて、劇場のスタッフが「池袋のシネマ・ロサさんは、本日4回の上映を予定しております」と都内のほかの映画館を案内する神対応。しかし、時間はまだ朝の10時前。池袋に土地勘のない者にとっては、この炎天下の中、知らない街をふらつく気分にもなれず、そそくさとその場を立ち去りました。

数時間後、日差しも少し和らいだ夕方に「やっぱり観たい!」と思い立ち、朝に案内された池袋に向かいました。そして、「シネマ・ロサ」の窓口に着くと、20時15分の回にまだ空席が(ここもオンライン購入システムがなかったので)。迷わずチケットを購入して、上映まで期待に胸を膨らませて待ちました。

池袋「シネマ・ロサ」はこの日も「SOLD OUT」(撮影:ニック)

劇場は上映前から異様な熱気に満ちていました。もちろん満席です。映画のストーリーは、廃虚を舞台にゾンビ映画を撮影する自主映画の撮影隊が奮闘する物語です。では、なぜここまで絶賛されているのか。それは劇場にあふれる空間にあったように思います。じつは、ある場面から笑い声が絶え間なく続くのです。映画館には、どこか昭和的な温かい雰囲気が広がり、エンドロールが終わると、観客から大きな拍手が自然発生的に沸き上がったのです。終演後にはサプライズも待っていました。なんと、映画に出演していた俳優が突然壇上に出現! これには劇場も割れんばかりの大歓声に包まれました。

上映終了後には出演者がサプライズ登場(撮影:ニック)

出演者は撮影の裏話を披露して、この日の最終上映は大盛況のうちに終わりました。爽快な気分で、映画館を後にしようとしたときです。そこには、『カメラを止めるな!』に出演した俳優ばかりではなく、予告編で流れていたほかの作品のチラシを手にもった人たちが、観客を見送るように階段にズラーッと並んでいたのです。こんな体験をしたのは人生初のことでした。

当日は新宿でも池袋でも取材と思われるカメラクルーを見かけたので、これからも多くのメディアが今作を紹介することでしょう。また上映劇場も大都市ばかりではなく、今後は地方にも増えていく予定だそうです。あなたの街でも観られる機会がきっと来るはずです。そして、観る前には必ず映画館の混雑状況を確認してくださいね。

『カメラを止めるな!』
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カッコイイ男の生き様が描かれた作品に胸が高鳴る「一本気なポプコニスト」。生涯ベストは、パチーノ&デ・ニーロが共演した『ヒート』。

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