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「触れたいのに触れられない」がトリガーに... キスしたくなる映画3選<キスしたくなる映画企画>

うぱ
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ジャンル問わず、ただひたすらに洋画を見ている。ゆるっと毒は吐くけれど、それもまた映画の楽しみ方。 ...

『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』予告編 [記事を読む]

「キスしたくなる映画」企画を真剣に考えてみました。

世の中に「ちゅっちゅ、ちゅっちゅ。」とキスをしている映画はあふれているけれど、「ああ、キスがしたいな」と思える映画を挙げるとなると話は別です。

真っ先に頭に浮かんだ映画は『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』。

お金持ちの人妻ソフィア(アリシア・ヴィカンダー)と青年画家ヤン(デイン・デハーン)がひかれ合うという、ひと昔前の少女漫画のような不倫映画。執着や嫉妬といった暗雲立ち込めるストーリーが好みなのですが、日本人受け間違いなしのアリシアがかわいい! ディカプリオの再来と呼ばれ、目元が最高にクールなデインもかっこいい! というミーハー心から、ずっと楽しみにしてきた映画としてピックアップしました! 夫にみつからないように、触れるのもやっと......そんな障害があるからこそ、キスをしたいと思わせてくれる映画です。日本公開は10月6日。


上記作品のようにワクワクしながら恋愛映画を見ていても、キスがしたくなるのは稀。 むしろ、ヒーローとヒロインがスクリーン中でキスしてる......。
キスできてよかった!胸キュンだったよ!いい映画!
  と満足して終わってしまう時もある。


人はなぜキスをするのか? を説明すると、生物学的に心理学的にと堅苦しくなってしまうので省略しますが、言葉だけでは愛情表現が足りなくなったときに「言葉以上の愛情を伝えるため」にキスをするのかもしれないですね。


『her/世界でひとつの彼女』主人公セオドア(ホアキン・フェニックス)は実体のない人工知能型OSサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)に恋をします。

生身の女性としては存在しないものの、知識やユーモアを持ち合わせたサマンサという知能は確かに存在し、セオドアとサマンサはお互いひかれ合う。しかし、言葉以外に愛をわかちあうことのできないもどかしさに直面し、新たな試みを実行する......。

「OSとの恋」と言われるとオタクっぽい映画かと思われがちだが、無理のない未来描写に人間と電話しているかのように接する人工知能型OSとの恋はとても自然な流れ。実体がなく触れられないもどかしさをスクリーンで目の当たりにして、物理的に「触れ合える」ありがたみを再認識させてくれる恋愛映画です。

それにしても、スカーレット・ヨハンソンの声は本当に魅力的。少しハスキーボイスでトーンは低め、セクシーさの中に知的性もあります。そして少し隙のある「ゲハハッ」という笑い声、女性でもメロメロにですね。

これを機にスパイク・ジョーンズの世界に身を委ねてみてはいかがでしょうか。(脇役にあのクリス・プラット。マスタッシュにハイウエストズボンにシャツをインしているのもキュートな見どころ!)

Photo courtesy of Warner Bros. Pictures


「キスがしたくなる映画」最後に選んだ作品は、一切キスシーンが出てこないディズニー/ピクサー映画『ウォーリー』。

人間が汚した地球のゴミ処理を行い、壊れて動かなくなった仲間から必要な部品を拝借し、700年もの間独りぼっちで稼働してきた「地球型ゴミ処理ロボット」WALL・E(ウォーリー)のお話です。彼は毎日ゴミを四角く圧縮しては並べるお仕事をしています。仕事を終えると寝床に帰り『ハロー・ドーリー!』のビデオテープを観ては「いつの日か誰かと手をつなぎたい」と夢を見る。だが、この地球にはお友達のゴキ●リのHAL(ハル)しかいない。

ある日、地球探査ロボットのEVE(イブ)が現れる。ウォーリーはイブの美しく白いフォルムに見とれ、『ハロー・ドーリー!』のロマンチックなシーンの様に手をつなぎたいと思うように。「700年の願いがかなうかもしれない......」彼の純粋な恋と奮闘は不本意ながらも周囲を巻き込み、広い視野を与えてくれます。

ウォーリーやイブにはセリフがほとんどないため視覚的に恋や愛を表現する必要があります。触れあうしぐさは異様なほど丁寧に描かれており、ロボットの感情を観客に負担なく伝えられるのは、さすがディズニー/ピクサーアニメ。

キスシーンこそないものの純粋に愛して、純粋に愛される心の温かさと、触れ合うことの大切さが詰まった『ウォーリー』。私にとって「キスがしたくなる映画」の頂点に君臨し続ける映画です。(おでこピリピリはキスなのかも!)

(C) WALT DISNEY PICTURES / PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

こういった触れられないもどかしさがトリガーとなってキスがしたくなるのは、マニアックかもしれないです。

スパイダーマンのような逆さまキスをしたい!
大型豪華客船の先端で飛んでるようなキスをしたい!
王女と新聞記者のつかの間の恋の終わりにするような情熱的なキスをしたい!

あなたはどんな映画でキスがしたくなりますか。
いやぁ、キスって本当にいいものですね。

うぱ
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ジャンル問わず、ただひたすらに洋画を見ている。ゆるっと毒は吐くけれど、それもまた映画の楽しみ方。

記事はここで終わりです。

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