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「映画が期待はずれだった場合の対処法」

アカリ
アカリ

恋愛映画&人生映画が大好物。大学時代に観る専だと勘違いして入った映画研究会で、自主制作映画の女優をや...

『の・ようなもの のようなもの』予告編 <本編無料配信中>

「趣味は映画です! よろしくお願いします!」
映画好きなら誰でも一度は言ったことがあるセリフではないだろうか。万国共通の自己紹介のシメの言葉だ。
そんな、少しでも映画ファンを自称する場合、常に頭をかかえる問題があるはずだ。

―――期待して観た映画が期待はずれだった場合、どうするか。

今回は映画ファンにとっての悲しきあるある問題について語ってみようと思う。
『の・ようなもの のようなもの』を例にとって考えてみる。

わたくしアカリ、松山ケンイチが結構好きなもので、(あのとんがった唇の形がたまらない!)『の・ようなもの のようなもの』を松山ケンイチファンとして観てみました。
前提知識ゼロだし、タイトルの意味もよく分からないけど、松山ケンイチかわいいし、北川景子かわいい。ポスター(上の写真)で隣に座っている人知らないけど。

そして。約1時間半後。
......例の「期待して観た映画が期待はずれだった場合、どうするか。」問題発動!

私の場合、映画が期待はずれと思ったら、まずは人に言いまくります。
だって、映画館で観た場合は、レディースデーでもない限り1800円。2時間。移動時間込みで3時間。
オンラインで観ていたとしても、作品によってはいくらか出費している。無料動画だったとしても、貴重な2時間はもう返ってこない。
こんな経験を後世の人にさせてはいけない、と思うからだ。

というわけで、鑑賞後、もし万が一作品が期待はずれと感じたら、迷わずYahoo!映画の「ユーザーレビュー」に率直な思いを書き込みましょう。

......ただ。 アカリの場合は、その続きがある。

期待はずれだった場合には、くやしすぎるので、逆にとことんあら探し(おもしろポイント探し)をします。
だって、「ユーザーレビュー」を見てみると、面白かった! と書いている人だっているではないか。
「つまらない」でバッサリ切るのは簡単なことだけれど、そこから先、何かもっと面白いことがあるかもしれない。自分の知らない楽しみ方があるのかもしれない。
それを見てみぬふりをするのは、とてももったいない事のように思える。

そこでやることは、
Yahoo!映画のユーザーレビューで、とことん賛否両論を読みまくる。
Wikipediaで作品の周辺情報を調べまくる。
映画の関連作品を探してみる。

『の・ようなもの のようなもの』は、その変なタイトルどおり、どうやら35年前の『の・ようなもの』という作品の続編(オマージュ)らしい。(アカリの生まれる前の作品なので全然知らなかった)。

『の・ようなもの』は1981年に森田芳光監督が発表した作品。
監督が2011年に急逝したことを受けて、かつて森田監督と組んでいたスタッフ・キャストが同窓会のように再び集まって、『の・ようなもの のようなもの』を2015年に公開した、というのが事の経緯らしい。
ちなみに、アカリが知らなかった「横に座っていた人」は、『の・ようなもの』主演の伊藤克信。そして松山ケンイチは、森田監督の遺作の主演を務めていたらしい。

くやしさ余って本家の『の・ようなもの』を観てみる。
......なんだこれ、本家はちゃんと面白いじゃないか。監督のセンスも絶妙。

というか、バブル期もバブル崩壊もまだ知らない無邪気な80年代の雰囲気が、たまらなく新鮮!
タクシー初乗り380円。一万円札は諭吉ではなくて聖徳太子の時代。
ナイツの漫才でしか知らない内海桂子・好江師匠の若かりし頃のお姿拝見。
映画のポスター(上の写真)もめちゃくちゃおしゃれだし!(今って、一周回って80年代とか90年代初頭のものがはやっているから、なおさらかわいく思える)。
むやみやたらと女性の胸が出てきたり、性に対してあっぴろげなセリフの数々。なんか楽天的な雰囲気。インテリな風俗嬢を演じる秋吉久美子のけだるさも、本当にかわいい。

本家の方も、抱腹絶倒、めちゃ感動! とかいうわけでもないのだが、少なくとも後作の『の・ようなもの のようなもの』とのつながりだったり、時代背景や製作意図が分かって、もともとつまんないと思っていた作品(失礼)が、ちょっと違った角度から楽しめるようになってきた......!

よくよく考えると、映画のレビューをわざわざ書く人って、よっぽど映画好きな人なはずだ。
そして、「この作品面白かったよ」だけじゃなく、「この作品ここがイマイチ!」とダメ出しまでわざわざ書くなんて、相当映画愛にあふれた人たちに違いない。

後世の者としては、愛あるダメ出しを読んで、いろんな映画の関連情報だったりを勉強させてもらおう。
そして、さらなる映画の世界へといざなってもらおう。

作品の好き嫌いは個人差があるけれど、「映画」そのものが好き! というのはみんな同じ。
そんな大きな映画愛に包まれて、どんどん作品を楽しんじゃいましょう!

いや~、ホント、映画って奥が深いですね。
映画っていいもんですね。

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アカリ
アカリ

恋愛映画&人生映画が大好物。大学時代に観る専だと勘違いして入った映画研究会で、自主制作映画の女優をやらされた経験アリ。『Lolita(1997)』『SATC』大好き。

記事はここで終わりです。

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