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クイーンを知らなくても涙があふれる『ボヘミアン・ラプソディ』のラスト21分

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カッコイイ男の生き様が描かれた作品に胸が高鳴る「一本気なポプコニスト」。生涯ベストは、パチーノ&デ・...

『ボヘミアン・ラプソディ』予告編

すすり泣く声が試写室に響きました。隣りの女性は何度も目頭を押さえていました。これは、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の試写会を訪れたときの光景です。涙があふれた場面とは「ラスト21分」の演奏シーン......。

『ボヘミアン・ラプソディ』は、伝説のロックバンド「クイーン」の伝記映画です。物語は、ボーカリストのフレディ・マーキュリーの成功と苦悩を中心に描いています。そのため、彼がゲイであったことやエイズにより、1991年に45歳で他界したことにも触れられています。クイーンの物語とは、そのままフレディ・マーキュリーの生きざまでもあったからです。

(C) 2018 Twentieth Century Fox

同時にクイーンというバンドの魅力も堪能できる作品でもあります。バンド名を知らない人もいるかもしれませんが、クイーンの音楽を知らない人はいないはずです。必ず耳にしたことがある曲が、一曲や二曲あるはずです。例えば、木村拓哉主演の2004年のドラマ『プライド』では「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」が主題歌に使用され、その年に発売されたベストアルバム『ジュエルズ』は日本で売上170万枚の大ヒットを記録しました。また、サッカーなどのスタジアムでは「伝説のチャンピオン」や「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が、いまも繰り返し流されています。一度聞いたら忘れない大衆性を兼ね備えた音楽をクイーンは鳴らし続けています。

そんな名曲の誕生秘話が次々に飛び出してくる展開に驚かされました。そして、映画のタイトルにもなっている「ボヘミアン・ラプソディ」という曲では、演奏時間が6分という異例の長さからレコード会社と売り出し方法をめぐって大ゲンカを繰り広げます。結果的にバンドは自分たちの信念を貫き通し、1975年に発表された「ボヘミアン・ラプソディ」はイギリス史上最高の売上を記録しました。クイーンが下した決断は、映画を観ている人にも共感を呼ぶでしょう。

そして、フレディ・マーキュリーの物語とクイーンの音楽への姿勢は、1985年に開かれた大規模な野外コンサートでクライマックスを迎えます。それが「ラスト21分」の演奏シーンです。2時間あまりで描かれたバンドの栄光の日々と対立から生じたメンバーの苦悩。さらに、エイズに侵され始めていたフレディ・マーキュリーの孤独も混じり合って、「ラスト21分」は単なるライブパフォーマンスではなく、クイーンの歴史をなぞるシーンとして映し出されます

(C) 2018 Twentieth Century Fox

説明描写は一切ありません。圧巻のパフォーマンスと一緒に注目してほしいのが歌詞です。あたかも、クイーン自身のことを歌い上げるような歌詞の内容にも引き込まれます。歴史的名演と呼ばれる「ラスト21分」では、誰もがクイーンと同化するような不思議な感覚に襲われるはずです。

スクリーンで目にすれば、あなたの頬にも、きっと涙がつたうことでしょう。

『ボヘミアン・ラプソディ』
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(C) 2018 Twentieth Century Fox

伝説のバンド〈クイーン〉。その生き様が世界を変えた、感動の物語。映画『ボヘミアン・ラプソディ』公開記念! 映画でも登場する名曲ミュージックビデオを新たに公開!配信期間:〜2019年4月30日

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カッコイイ男の生き様が描かれた作品に胸が高鳴る「一本気なポプコニスト」。生涯ベストは、パチーノ&デ・ニーロが共演した『ヒート』。

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