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どこまでも自然体だったライアン・ゴズリングの『ファースト・マン』来日記念イベントレポート

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『ファースト・マン』本予告編

青のニットを着たライアン・ゴズリングがふらりと会見場に現れた。ホテルの一室に入ってくるかのようにカジュアルなスタイルで登場したゴズリングは、デイミアン・チャゼル監督と肩を並べフラッシュを浴びていた。

2018年12月3日に都内のホテルで行われた映画『ファースト・マン』来日記念イベントには、主演のゴズリングと監督を務めたチャゼルに加え、ゲストに宇宙飛行士の山崎直子氏と株式会社ZOZO代表取締役社長の前澤友作氏も登壇した。

『ファースト・マン』はアポロ11号船長ニール・アームストロングの伝記映画。ゴズリングは人類で初めて月面に降り立った歴史的偉人へのオファーが届いたときの感想をゆっくりと語り出した。

「光栄であると同時にプレッシャーも感じました。ジェイムズ・R・ハンセン原作の『ファースト・マン ニール・アームストロングの人生』を読むまでは、ニール・アームストロングという人物をまったく理解していませんでした。そして、ミッションを成し遂げるまでに多大な犠牲を伴い、そして、深い悲しみや喪失感が背後にあったことも感じました。ですので、それを背負った上で歴史的な人物を演じることはプレッシャーでもありましたし、刺激的な挑戦でした」

一方のチャゼル監督はゴズリングと制作していく中で心境の変化が生まれたことも告白しました。

「原作を読んだとき、『セッション』の頃からの問いかけの延長線上にあるような物語だと感じました。人はゴールを追求するためにどれほどの代償を払うべきなのか、プロセスを考察する中で、その問いかけを掘り下げられるのではないかと考えました。月面着陸ほど大きなゴールはないわけですから。しかし、ライアンとリサーチを進めていく中で、企画内容が変わっていきました。ゴールについての物語というよりも、ニール・アームストロングがなぜ偉業を達成できたのか、そこには深い悲しみや喪失があったと思いますし、それこそが彼を月へと駆り立てたもののひとつだと感じました。そして、究極的にはニールと妻、家族との関係性の物語を伝えたいと思うようになりました」

話題が2023年に月周回旅行を宣言している前澤友作氏に及ぶと、チャゼル監督は「シュールでユニークな風景が広がっているのではないかと思うと、前澤さんに少し嫉妬します」とコメント。ゴズリングは「自分はあまり月には行きたいとは思わないので、これから行かれる前澤さんの勇気に感服します。自分にはそんな勇気もないので、地上からはるか宇宙を見上げて、陰ながら応援します」と答えて、周囲を笑わせました。

スクリーンで見せるような伏し目がちな表情だったゴズリングには、最後にちょっとしたハプニングも。ゲストとの写真撮影が終わり、イベント終了と思ったのか、ゴズリングは会見場を後にしようとしました。すると、MCの女性が慌てて「待ってください!」と呼び止め、再び壇上に戻って、監督とのフォトセッションに臨みました。この日一番の笑顔を見せるその姿はどこまでも着飾らない自然体のライアン・ゴズリングだった。

『ファースト・マン』は、2019年2月8日(金)から全国ロードショー。

『ファースト・マン』
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配給:東宝東和
写真:内田

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