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愛とリスペクトいっぱいの『メリー・ポピンズ リターンズ』は、大スターに注目!

松子
松子

ミュージカル映画と性別問わずかっこいい人が出てる映画が好き。トム・クルーズは心の殿堂入り。最近の好き...

『メリー・ポピンズ リターンズ』本編抜粋映像

メリー・ポピンズが再びバンクス家にやってきた!
多くの人が、アニメと実写を組み合わせたシーンで驚き、美しく楽しい音楽にひたり、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」と言う練習をしていたであろう、ジュリー・アンドリュース主演の『メリー・ポピンズ』(1964年)。わたしも、それに魅了された1人。初めて観たときには誰も想像していなかったですよね、続編が作られるなんて。ホントに、ホントに、『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開されました!

今回の舞台は前作の約20年後となる大恐慌時代のロンドン。バンクス家の姉弟、ジェーンとマイケルは立派な大人になっていましたが、不況により一家の生活は厳しい状況。借金が返せず大切な我が家を失う寸前......そんな一家の元にあのメリー・ポピンズが再び空からやってきました。

メリー・ポピンズを演じたのは、エミリー・ブラント。観る前は、ジュリー・アンドリュース以外のメリー・ポピンズなんてありえないと思っていました。ところが、凛(りん)としたたたずまいと毅然とした態度、上品だけど少し厳しい口調。そして、一家を優しく見つめるまなざし、(前作より増した)遊び心と美しい歌声......エミリーは「Practically Perfect(何をやっても完璧)」なメリー・ポピンズ! イメージが固定された難しいキャラクターにもかかわらず、彼女なりのメリー・ポピンズを見せてくれたのです。

(C) 2019 Disney. All Rights Reserved.

さらに、彼女の口からは「Close your mouth Michael, we are still not a codfish(マイケル、口を魚のようにあけていないで)」と、前作とまったく同じセリフが! そう、今作は、そこかしこに前作の面影が見え隠れしているのです。それはセリフだけでなく、小道具、登場人物、アニメの絵柄、そして音楽まで。耳になじんだメロディーが時折、聞こえるのです! アニメシーンは、前作制作時のアニメーターの何人かが「またディズニーアニメに関われるチャンスを見過ごすことはできない!」と、この作品のためにカムバックしたとか。監督のロブ・マーシャルは、エミリー・ブラントに出演オファーをする際に「夢のような企画」と伝えたそう。そして、エミリーもその熱意に出演を即答。観ているわたしたちと同様に、作っている人たちも前作に心踊らせ、愛した人たちなのです。故に、続編と銘打ちながらも、前作をなぞるリメークのような展開で、作品を作り上げている全てのものから、愛とリスペクトを感じるものとなっています。

(C) 2019 Disney. All Rights Reserved.

ところで、出演者の中で、妙に活躍シーンが多くて、気になる歌声の人がいませんでしたか?この彼です。

(C) 2019 Disney. All Rights Reserved.

彼は、メリーのよき友人・ジャック。前作でのメリーの友人であった煙突掃除人・バートの弟子であり、今作ではガス灯点灯人をやっています。バートではないのでご注意を。(バートの近況については、映画本編で!)

演じたのは、リン=マヌエル・ミランダ。日本ではまだ知名度が低く、宣伝でもほとんど名前が挙げられていないのですが、じつはとんでもなくすごい人! アメリカで社会現象を起こし、世界中のエンタメ業界をにぎわせた超特大ヒットミュージカル『ハミルトン』の主演および脚本・作詞・作曲を担い、トニー賞、グラミー賞、そしてピュリツァー賞を受賞した人。映画では、ディズニーアニメ『モアナと伝説の海』(2016年)の音楽を担当し、アカデミー賞にノミネートされた過去も。そんな、あらゆる賞に名を連ねた大スターの影響力は、本作の出演者の中でもトップクラスといっても過言ではない程。今回は、『ハミルトン』の主演降板後、初のビッグタイトル出演となりました。それもリンを知っている人ならば、「プラチナチケットなしでリンが観られるなんて!(※彼が出演していた頃はチケットが手に入りづらく、1枚10万円したことも)」と、興奮してしまうようなパフォーマンスで。

写真:ロイター/アフロ

『ハミルトン』は、アメリカ建国の父:アレクサンダー・ハミルトンを描いた作品ながらも、ヒップホップを取り入れたミュージカルとして人気を博した作品。そう、リンは、ラップや韻を踏んだ楽曲を得意としています。彼が歌うナンバー「A Cover is Not the Book(本は表紙じゃわからない)」と「Trip a Little Light Fantastic(小さな火を灯せ)」は、得意のラップや言葉遊びが盛り込まれ、今作の大きな見どころとなっています。リンを知らなくても拍手したくなること間違いナシなのでぜひ注目を! ちなみに、19世紀末頃からイギリスのミュージックホールでは、ラップのように、超早口でまくしたてて歌う技法が定番だったそう(思い返せば、前作でも、ディック・ヴァン・ダイクが超早口で歌っているシーンがありました)。時代背景や世界観もしっかり考慮されているのでご安心を。また、「Trip a ~」は、前作のディック・ヴァン・ダイクによる「Step in Time(踊ろうぜ 調子よく)」を彷彿とさせ、迫力満点。生の舞台を観ているかのような錯覚を覚えます。

写真:ロイター/アフロ

ありえないと思っていた続編、メリー・ポピンズのセリフを借りるなら「Everything is possible. Even the impossible.(何だって可能よ、不可能なこともね)」。まさにこの一言につきます。できれば映画館に行く前に、前作の予習や復習をするのがおすすめ。『メリー・ポピンズ』ができるまでを描いた『ウォルト・ディズニーの約束』(2013年)も観ておくと、さらによし。ニヤリとする場面がたくさん出てくるはず。もちろん、今作だけ観ても十二分に楽しむことができますよ。さぁ、バンクス家とともに、メリー・ポピンズの魔法の世界へ飛び込みましょう!

(C) 2019 Disney. All Rights Reserved.

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ミュージカル映画と性別問わずかっこいい人が出てる映画が好き。トム・クルーズは心の殿堂入り。最近の好きな人はジャック・ロウデンとゼンデイヤ。

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