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やっと出会えた、わたしたちのヒーロー 『キャプテン・マーベル』

松子
松子

ミュージカル映画と性別問わずかっこいい人が出てる映画が好き。トム・クルーズは心の殿堂入り。最近の好き...

『キャプテン・マーベル』予告編

アイアンマン、キャプテンアメリカ、スーパーマン、バットマン――多くのスーパーヒーローたちと出会い、勇敢な姿に感動してきた。しかし、彼女ほどわたしたちを勇気づけてくれるヒーローがいただろうか。

新たなヒーローの姿は、これまでの戦う女性のそれとは一線を画している。きらびやかなドレスではなく、Tシャツとデニムにライダースジャケット。体にフィットしたボディースーツであるが、セクシーさを強調したものではない。笑顔よりも挑むようなまなざしだ。そして、説得力あるアクションに力強いたたずまい。誰よりもタフなヒーローが、ついにスクリーンに現れた。

(C) Marvel Studios 2019

地球外であるクリーから地球に降り立った彼女は敵と戦いながら、自身の失った記憶と本来の自分を取り戻していくのだが、その過程で幾度となく倒れ、立ち上がる。
「おまえには無理だ、まだ早い」「感情を抑えろ」「出しゃばるな」
そう言われ続けても、何度も挑み、その言葉を投げかけてきた者たちに一撃を繰り出す。

(C) Marvel Studios 2019

彼女が言われてきた、そんな言葉は、現代の女性もさまざまな場面で言われている言葉だ。わたしたちは、何を言われても、何をされても、歯を食いしばり、涙をこらえながら乗り越えている。スクリーンの中の彼女こそが、わたしたちなのだ。そして、彼女はそれらに決して屈しなかった。
「黙れ。わたしのことは、わたしが決める」という姿を見せてくれた。信念を貫き、自分の道を自らの力で歩むこと。自分の力や価値は自ら決めること。それに対して、とやかく言ってくる存在に耳を貸し、心を傷める必要はないこと......これらがあるべき姿だと体現し、他者から抑圧され続けてきた人たちに勇気を与えている。

彼女を立ち上がらせたのもまた女性だった。ローソン博士に、親友マリアと娘のモニカだ。この作品では、女性同士が争い合うことはない。互いを信じ、支え合い、それぞれの力を発揮している。特にマリア・モニカ親子との絆は美しく、描写は多くはないが、家族は血のつながりだけではなく、また、それにとらわれる必要はないことにも気づかせてくれる。自分を想ってくれる存在を大切にできる、それだけで十分ヒーローであり、彼女もまた、そうなのだ。

(C) Marvel Studios 2019

そして、彼女はマーベル最強と言われるヒーローになった。運命でも奇跡でもなく、自らの選択で。特別な力がチートだというのであれば、それは彼女自身の努力により奇跡を引き寄せ、結果的にそれを得たのだ。そして、抑圧から宇宙を、世界を、わたしたちを救ってくれた。

少しでも生きづらさや、苦しさを抱えている人は、時間を作ってでも映画館に足を運んでほしい。厳しい世の中だけれども、スクリーンの中には勇気と希望が満ちている。エンドロールが終わるころには、少し強くなれた気分になっているはず。気分だけじゃない、わたしたちは十分に強いのだ。たとえ強くなくても大丈夫。わたしたちには最強のヒーローである彼女がいる。その名も、キャロル・ダンヴァース、またの名をキャプテン・マーベル。

映画『キャプテン・マーベル』
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『マーベル スパイダーマン
悪いやつらがやってくる パート4』
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配信期間:2019年3月25日 18:29

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松子
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ミュージカル映画と性別問わずかっこいい人が出てる映画が好き。トム・クルーズは心の殿堂入り。最近の好きな人はジャック・ロウデンとゼンデイヤ。

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