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『マルガリータで乾杯を!』は一人でゆったりと

バラトヒポ
バラトヒポ

好みの映画が日本で公開されることが少ないインド映画好き。興行収入の数字で熱くなれる体質。 ...

映画は作品によって、観るためにふさわしい環境があります。

埋もれたくなるほど壮大で、美しいシーンや大迫力のアクションシーンには大画面が欠かせません。
大勢の人と一緒になって、大きな声を出す応援上映に向いた作品もあります。
反対に他の人に煩わされることなく、自分の手元に引き寄せるように観たい作品もあります。
『マルガリータで乾杯を!』は、そんな一人でじっくり観て考えたくなる作品です。

この作品は、障害のあるヒロインが困難を克服する感動作ではありません。
主人公のライラはインドのデリーに住む若い女性。大学にも通っています。
彼女は体こそ不自由ですが、心は普通の女の子。特別扱いされて怒ることもあります。
恋に落ちやすく結構積極的で、大胆なシーンもあります。
その一方で、障害で他の人に迷惑を掛けていると気にすることもあり、
「どうせ自分なんか」と卑屈になったりもします。

他の作品では自由奔放な役が多いカルキ・ケクランが、不自由な体のもどかしさと
微妙な心の動きのライラを自然に演じています。レーヴァティが演じた母親をはじめとした家族も友人も優しくライラを受け止めます。

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しかし、ライラはあることをきっかけで大学に行きづらくなり、ニューヨークへ留学。
そこで、サヤーニー・グプターが演じる目の不自由な女性ハヌムと出会います。

原題は『Margarita with a Straw』。
ハヌムに誘われ、初めてお酒を飲むことになったライラはカクテルのマルガリータと言った後、ストローをつけるようつけ加え、一瞬、表情を曇らせます。グラスをうまく持てないためにストローが必要なことを恥じているようでした。
しかし映画の最後、もう一度マルガリータを頼む表情は大きく変わっています

大学に行きたくないと言い出したライラに「ワガママだなぁ」と思った自分には
障害のある人に対して無意識の優越感があることに気が付きました。
また自分がこの立場だったら、ここでどうするだろうと考えさせられました。
ライラの遭遇する人生の転機と変化を観ながら、じっくり考えるには他の人に煩わされずにスクリーンと向き合う必要がありそうです。

でも肩ひじはらないで、少し早く目が覚めた休日の午前中にゆったり観るのがお勧めです。
気持ちが前向きになって、少し違う見方で世界を感じられると思いますよ。

映画『マルガリータで乾杯を!』を無料で視聴する
配信終了日:2019年5月7日 23:59

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好みの映画が日本で公開されることが少ないインド映画好き。興行収入の数字で熱くなれる体質。

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