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インド映画マニアが実写映画『アラジン』を観て思い出す「あの味」?

バラトヒポ
バラトヒポ

好みの映画が日本で公開されることが少ないインド映画好き。興行収入の数字で熱くなれる体質。 ...

『アラジン』特報

創業以来、「変わらない味」と言われる老舗ラーメン店も味の基本は維持しながら、変化する客の好みに対応するため、少しずつ変化させているといいます。
今回、字幕版の『アラジン』を観てそんなことを思い出しました。

1992年に作られたアニメーション版がミュージカルとして舞台となり、さらに今回の実写化と基本となる世界は維持しながら、迫力やスケール面でパワーアップしています。
チェイスシーン、アクションシーンはさすがハリウッド。
動物が本当に自然な動きで表情も豊か。特にサルのアブーの演技は立派。
そしてジーニー役のウィル・スミス。うるさいくらいですが出てくるだけで画面が締まります。

(C) 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

白人の俳優が白人ではないキャラクターを演じる「ホワイトウォッシュ」の批判を避けるため、架空の国とは言え中東のイメージが強い本作品では中東、南アジア系の俳優をキャスティングが難航していると報じられてきました。しかしアラジン役のメナ・マスードもジャスミン役のナオミ・スコットも自然でそんな苦労は感じさせません。

また最近、ディズニーのプリンセスものを娘に見せたがらない親が増えているといいます。
現実には王子様と結婚してめでたしめでたしでは終わらない、
より強く、自立した女性像が求められているというのです。
その点でディズニーに抜かりはありません。
これまでジーニーとアラジンの陰に隠れて、あまり描かれていなかったジャスミンの意志が厚みをまして描かれています。
甘さは感じたものの、伝統に縛られず、差別に反論し主張する姿は新しいプリンセス像を狙っているようでした。

(C) 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ところで『アラジン』のダンスシーンをインド映画、中でも一番メジャーなボリウッドのようだと感じた人がいるようです。
それは日本だけでないようで、英語で検索すると、そう論じている記事が見つかります。
大きな市場に成長してきているインドを狙っていたとしても不思議ではありません。
しかし私にはあくまでもアニメ版、ミュージカル版の延長という印象を受けました。
特にアリ王子の入場シーン、街の中でのダンスにしては盛り上がりが足りません。
インド映画であれば鮮やかな色の衣装をつけたダンサーをぎっしり詰めるでしょうし、パレードする人だけでなく見ている人もダンスに参加して、もっと賑やかなシーンにするでしょう。

一方、インド映画では俳優自身が歌うことはまずありません。
歌っているように見えても全てクチパク。
その点、『アラジン』では俳優が歌っています。
特にナオミ・スコットの歌声は素晴らしく、中でも「スピーチレス」は特に感動的でした。

(C) 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

そして歌が気になるとミュージカル舞台を見に行きたくなります。
でも、その前に吹替版のほうも気になるなぁ......。
そんな風に繰り返して、いろんなパターンで観たくさせる。
ディズニーの策略にまんまとのせられているのかもしれません。

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配信終了日:2019年7月8日 23:59

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