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男女の友情は成立するのか?さあ、映画で体感してみよう!『月極オトコトモダチ』

アカリ
アカリ

恋愛映画&人生映画が大好物。大学時代に観る専だと勘違いして入った映画研究会で、自主制作映画の女優をや...

『月極オトコトモダチ』 予告編

―――男女の間に友情は本当に存在するのか?
この永遠のテーマを、真っ向から描く映画が今公開されている。

撮ったのは、ケイト・スペード ジャパンのPRマネージャーとして現役で働きながら、30代になってから本格的に映画制作を始めたという、穐山茉由監督。
アラサー、女性、友情、仕事、オトコトモダチ、恋愛......
リアルに生きる私たちが毎日毎日悩まされているさまざまな要素をふんだんに詰めこんだ『月極オトコトモダチ』、これめちゃめちゃ面白いです!!

主人公の望月那沙は、編集者として働くアラサー女性。
ミュージシャン志望の珠希とルームシェアして暮らしている。
仕事であるウェブ記事執筆のため、取材と称して月極レンタル・オトコトモダチの柳瀬に出会い、「男女の間に友情は本当に存在するのか?」という永遠のテーマを、実体験を通して深くふか~く考えていくことになる。

月極のオトコトモダチなんて、設定としてはちょっと非現実的なんだけれど、さすが現役会社員でもある監督が撮っているだけあって、働くアラサー女子の生態や考えていることの描き方がとにかくリアル。
物語全体が、無理なく現実の私たちの心にじわりとしみこんできます。

(C) 2019「月極オトコトモダチ」製作委員会

那沙とレンタル友達である柳瀬が会うのは、那沙が指定した数時間だけ。
柳瀬から誘うことは、ない。
柳瀬は「男女関係にならないスイッチ」を持っているので「そういうこと」になることも、ない。
会うのが2時間なら、那沙が差し出した月極のスタンプカードに柳瀬が「済」スタンプを2個押す。とってもビジネスライクな関係である。

(C) 2019「月極オトコトモダチ」製作委員会

はたから見たら、休日に男女がデートしているようにしか見えないし、那沙と柳瀬が心の中でドキドキしているのか、恋に落ちているのか、観客には分からない。
そしてなにより那沙本人にも分からない。
だから、柳瀬との関係を試してみたくなってしまって......。

(C) 2019「月極オトコトモダチ」製作委員会

実際私たちも一度や二度はそんな経験があるはずだ。
友達だと思っていた人に、ある時突然ドキッとしてしまったり、その人からの連絡を待ってしまっていたり。
そこで初めて「あれ? 友達なのになぜ?」って気づいてしまったりする。
その人が異性と親しくしているのを見てモヤモヤしてしまって、「あれ?なんだこの感情は?」って思ったりする。

そんなときに「私たちって何なの? 友達なの? 付き合ってるの?」って関係性を確かめにいくか、「恋愛感情を飛び越えちゃう」か。
アラサー女子が妄想しそうな世界観を、映画では大真面目にコミカルに描いてくれるから、ついついひきこまれます......!

(C) 2019「月極オトコトモダチ」製作委員会

この映画でさらに注目したいのが、「創作」の要素だ。
ルームメイトの珠希が奏でる音楽、那沙がつむぐ言葉。
『月極オトコトモダチ』は、音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2018」では長編部門グランプリなど4冠に輝いている。

アカリが劇場でこの作品を観た回に、ちょうど穐山茉由監督と冨永昌敬監督のトークショーをやっていて、富永監督が穐山監督に「後半、那沙が本当はすごく苦しいはずの場面を省略しているよね」と指摘していたのが印象的だった。

(C) 2019「月極オトコトモダチ」製作委員会

本当に頑張っている渦中にある人って、本当に頑張っている人を客観的に描くってかなり難しいはずだ。
他人からは見えにくい所でものすごく努力している人ならば、なおさら。

私も普段は会社員としてまじめ仕事をしつつ、こうやってポプコニストとして映画コラムを書かせていただいているので、(私とは比較にならないけれど)重責あるお仕事をしながらこんなすごい作品を生み出しちゃう穐山監督って本当にすごい! と思いました。

監督が観客に解釈をゆだねてくれた部分は自由に楽しむとして、さて、「男女の間に友情は本当に存在するのか?」問題。
ぜひ、『月極オトコトモダチ』の結末を観るか、映画を観た後に自分の実体験で試してみてください!

(C) 2019「月極オトコトモダチ」製作委員会

映画『月極オトコトモダチ』作品詳細はこちら
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恋愛映画&人生映画が大好物。大学時代に観る専だと勘違いして入った映画研究会で、自主制作映画の女優をやらされた経験アリ。『Lolita(1997)』『SATC』大好き。

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