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新海誠監督『天気の子』への葛藤を告白。醍醐虎汰朗&森七菜インタビュー

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『天気の子』予報2

7月19日に公開される新海誠監督の最新作『天気の子』。社会現象を巻き起こし、記録的な大ヒットとなった『君の名は。』の次回作ということもあり、大きな注目を集めています。そんな話題作の主人公・森嶋帆高役を演じた醍醐虎汰朗(だいごこたろう)とヒロインの天野陽菜役を演じた森七菜(もりなな)にインタビューを行いました。この夏最大の注目作への期待とプレッシャーを若い2人はどう受け止めているのでしょうか。(取材・文:Yahoo!映画、写真:Takashi Kuramasu)

天気の子インタビュー

――約2000人のオーディションから選ばれたそうですが、役が決まった瞬間はどういう状況でした?

醍醐虎汰朗 事務所の前のベンチで座って聞きました。マネージャーさんに呼ばれて行ったら「受かったよ」と。最初は驚きが大きくて、それからジワジワとうれしさと実感がわきました。

森七菜 マネージャーさんのおうちで留守番をしていたら、帰ってきたマネージャーさんに「決まったよ」と言われて、「えー。本当ですか?」と言ったのを覚えています。信じられなかったです。

天気の子インタビュー

――声優初挑戦でしたが、ご自身の声はどう思っていますか?

醍醐虎汰朗 自分の声は、いままで特徴あるような声だと思ったことはないですね。歌声を録音すると、自分の声じゃないようで違和感があるなと思ったりすることもあります。

森七菜 声優に向いていない声だと勝手に解釈していて、だから、オーディションを受けるとなったときも、「どうなるか分からないけど、やってみよう」という気持ちでした。声を褒めてもらえると、恥ずかしいです。

――お互いの印象はどんなふうに思っていますか?

森七菜 困ったときに助けてくれるので、先生みたいな印象です。

醍醐虎汰朗 天気の子って感じです。コロッコロッと変わるので。喜んでいたと思ったら、悲しんでいたり、こっちが想像もつかないようなことを言ったりします。なにをするかわからないミステリアスさみたいなのは、『天気の子』の役の陽菜と似ています。

天気の子インタビュー

――ご自身と役柄の共通点はありますか?

森七菜 陽菜のような気まぐれなところはあります。やろうと思っていたことを急にやめたり、やったりするので。だんだん一緒にいる中で、役が移ってきた感じもします。陽菜に似てきたと新海監督にも言われました。

醍醐虎汰朗 新海監督は帆高に似ていると言ってくださりました。帆高はよくも悪くも一直線なところがあります。直感的に行動するところは似ていると思います。

――新海監督との印象的なエピソードも教えてください

醍醐虎汰朗 アフレコが終わると「2人ともすてきでした。アフレコのブースにいる時間が、ぼくにとっては、一番楽しい時間です」という温かい言葉が励みになって、もっとがんばろうと思えるようになりました。

森七菜 新海監督は、やさしい人で柔らかい方だと思います。演出してくださっている中でも、「すてきでした」とまず一言かけてくださってから、細かいポイントの「ここはもうちょっとしたほうがいい」と言ってくださるので、変に落ち込まずに、もう一回やるぞという気持ちで臨めました。本当にたくさん助けていただきました。

――新海監督のこだわりを強く感じたことは?

醍醐虎汰朗 2人で同時に「雨」と言う、予告編のシーンがあるのですが、「雨」という二文字だけを何回も何十回もやったときに、こだわりが強いというか、ありがたいというか。だから、ぼくらは安心して付いていけました。

天気の子インタビュー

森七菜 気持ちを優先してくださることが印象深いです。笑いながらしゃべるシーンがあって、そこで言葉が聞き取れないぐらいに笑ってしまったのですが、それを採用してくださったんです。「これがいい」と。アニメは、言葉を滑舌きれいに言うイメージがあったので、驚きました。

天気の子インタビュー

――「僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」という映画のキャッチフレーズにちなんで、2人だけの秘密を教えてください。

醍醐虎汰朗 毎回アフレコが始まる前に2人で、とあるシーンを一回やって、自分の声の音域チェックをしてから、アフレコに臨んでいました。これは、僕と彼女だけが知っている秘密についての物語ですよ。

森七菜 そのチューニングの様子は新海監督もお気に召してくれているようです。

――『君の名は。』の次回作ということもあって、注目度が高い作品です。おふたりにとっても、役者人生のターニングポイントになるかもしれませんが、いまどんな心境ですか?

醍醐虎汰朗 いまは自分自身のことよりも、まずは作品がたくさんの人に届けばいいなと思ってます。それによって、なにかが変わるから、こうなって欲しいとか、そういうのはないです。やれることはやったので、あとはみなさんにどう判断してもらえるか。と(笑)

森七菜 最初はプレッシャーもありましたけど、いまは、陽菜はわたしのものだという自信が生まれてきました。この機会に知ってもらえる人たちも多くなると思うので、気を引き締めていきたいです。

――本当にプレッシャーはありませんか?

醍醐虎汰朗 最初はプレッシャーを感じてましたが、新海監督の「OK」を信じてやってきたので、いまはありません。いろんな人の意見を全部聞いていたら、感情がいくつあっても足りないと思ってるので、あまり考えないようにしています。

森七菜 『天気の子』のストーリーとキャラクターは、たくさんの人に絶対に愛してもらえる自信があります。私たちはその力になれればと、がんばってきたので、その思いを認めてくれる人がいるといいなと思います。

天気の子インタビュー

――最後に『天気の子』をご覧になる方にメッセージを。

醍醐虎汰朗 この作品は圧倒的な風景描写が魅力です。街の中や事務所の本の一部ですら、全部タイトルが違っていたり、細かいところにまでこだわっていて、静止画にしても、絵だけでも楽しめるクオリティーの映像が流れるので、とても贅沢な作品です。それと、新海さんの映像とRADWIMPSさんの音楽の組み合わせも素晴らしいです。鳥肌が立って本当に圧倒されます。ぜひ何回も劇場に観に来てほしいです。

森七菜 私はストーリーのほうを紹介させていただきます。この夏の最高のエンターテインメント作品だと思います。個性豊かな登場人物がたくさん出てくるので、年齢や性別に関係なく、どんな方が観ても、みんなが共感してくれたり、同じ気持ちに浸ってくれたりできると思うので、ぜひ劇場に観に来てほしいと思います。

天気の子インタビュー

<醍醐虎汰朗>
ヘアメイク:AYA (BVCメイク)、スタイリスト:井上亮 (BVC)、衣装協力:ストゥディオス、アダム エ ロペ

<森七菜>
ヘアメイク:佐藤寛、スタイリスト:申谷弘美、衣装協力:&lottie、AS KNOW AS PINKY、JELLY BEANS

『天気の子』作品情報

天気の子 『天気の子』
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