宮沢りえ×直木賞作家・角田光代『紙の月』が見応えありの★4点以上! ユーザーレビューまとめ
宮沢りえ演じる素朴な女性銀行員が巨額横領を行い年下の男と恋に堕ちていく物語です。宮沢りえを始め、相手役の池松壮亮や、大島優子、小林聡美らの怪演にも感心の声が届いています。本作で、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞と、新人俳優賞(池松壮亮)を受賞しています。
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★心を揺さぶられる、衝撃的な作品★
真面目で地味な主婦だった梨花が、大金を手にした事で、生活も乱れていき、どんどん堕ちていく様が、痛々しい。しかし、その反面、抑圧されていた自己を解放した梨花は、生き生きして、外見も華やかに、オシャレで綺麗になっていく。
- のんのん さん
- 2014年11月22日 1時39分
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モンスターの純情
彼女が慎ましやかで献身的であればあるほど異常性が強調されてゆく・・・梨花はサイコパスなのだと思う。口達者で表面的には魅力的。社会的には優秀で評価が高い。嘘がうまく人を操る術に長ける。そして時に衝動的に行動する・・・
- Programer's-hi さん
- 2014年11月23日 23時45分
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上品なクオリティーの高い傑作!
俳優は大変な苦労をしたと思う。宮沢りえはまばたきの回数を監督に数えれらたと言っています。そのシーンがどこなのか、全くわからない。わからないほど自然な演技に見えます。小林里美は逆に表情を変えない。不自然なほど無表情だけど、それもぎりぎりのところでリアリティーがあり個性的な人物にしあがっている。
- まあしい さん
- 2014年11月27日 19時46分
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一緒に行きますか?
特に逃走する前に、ガラス窓を蹴散らすシーンは束縛の殻をぶち壊すことを表現したものと思うが、あれはインパクトが有って秀逸なシーンだ。さらに隅に投げかけた言葉「一緒に行きますか?」も、すごく印象的な台詞。
- UrbanDockGoer さん
- 2014年11月20日 6時01分
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感情移入を拒否する傑作。
宮沢りえのモンスターぶりが、一見モンスターとわからないからこそ凄い。一顧だに振りかえらない過去、後悔などしないその人間性が突き抜けている。すべては嘘なのだと知っているそのことこそが傑作たるゆえんだ。
- じゃむとまるこ さん
- 2014年11月26日 22時56分
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