宮崎駿監督『魔女の宅急便』金ローで放送! 黒猫ジジと見習い魔女キキの傑作ファンタジー レビューまとめ
作家・角野栄子の児童書を宮崎駿監督により映画化(1989)。主人公の少女・キキが一人前の魔女になるため、相棒の黒猫・ジジとともに親元を離れ、知らない町で独り立ちしていく姿を描いた長編アニメーション。
★4月29日(金) 21:00~(日本テレビ系列)
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よく効くんです、彼女の魔法
旅立ち、出会い、挫折、別れ、成長。わずか2時間弱だけど、この2時間弱に人生(って言っても過言ではないくらい)のいろーんなことが詰まっています。誰の人生にも1度は訪れる瞬間を、こんなに素敵に魅せてくれる。
- kre********
- 2009年10月05日 22時19分
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すべてのことはメッセージ
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」糸井重里の傑作コピーだと思う。思い出す時は決まって、キキのあの可愛い声で再生される。この一言で、涙が出そうになって、鳥肌が立って、明日も頑張ろうって思えるんだ。「魔女の宅急便」には、頑張ることも、落ち込むことも、たくさん詰まっている。そして、人に、町に、自然に、自分に、優しくあること。
- mak********
- 2009年09月07日 12時48分
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宮崎駿の盟友に向けた告白
この作品はアニメーターとしての宮崎駿をキキに投影した成長物語だ。まずは東映からの巣立ちで始まる。盟友高畑勲は相棒猫として描かれている。旅立つ前のキキは、小さな世界で己の力を過信していた若き日の宮崎駿本人と重ねている。旅の途中に乗り込んだ貨物列車のシーンでは干し草にはしゃぐ姿から高畑勲と共に作ったハイジを彷彿とさせ、辿り着いた大きな街にある時計塔はカリオストロの城のメタファーとして描かれている。
- nef********
- 2020年07月17日 21時17分
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いろんな名曲とコラボするアニメ。
なんといっても、ここまでたくさんの名曲とからんでいるアニメということでもどっちを聞いてもどっちかが連想されてくるほど、曲と場面がシンクロしてきます。
- ica********
- 2007年06月18日 23時03分
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おソノさんの優しさがしみる
キキ自身の頑張りはもちろんなんですが、僕が一番感じるのは『人との出会い(めぐりあわせ)のありがたみ』です。新しい生活への希望だけで浮かれていたキキが街の人の冷たい感じに落ち込み、しょぼくれます。そんな時に出会うパン屋の奥さん・おソノさんの優しいこと!曇っていたキキの表情がパッと明るくなりますが、見ている僕の気持ちも一緒です。このシーンだけで泣きそうになります。
- aru********
- 2014年05月02日 23時11分