『プリデスティネーション』作家ロバート・A・ハインライン原作のSFサスペンス レビューまとめ
ロバート・A・ハインラインによる短編小説「輪廻の蛇」を基にしたSFサスペンス。時間と場所を自在に移動できる政府のエージェントが、連続爆弾魔を追うためタイムトラベルを繰り返す姿を描く。監督は、双子のマイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ。主演はイーサン・ホーク。
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究極のタイムトラベル映画!
この映画は、好き嫌いは別として、ある意味、究極のタイムトラベル映画と言ってもいい。 なにせ原作「輪廻の蛇」の作者が、SF界の巨匠 ロバート・A・ハインライン。タイムマシーンを7回も使うため、度々 “タイムパラドックス” が生じ、それを遺憾なくストーリーに反映させ、衝撃的な事実を導いているからだ。
- Kurosawapapa
- 2015年12月08日 07時02分
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サラ・スヌーク
原作が有ることも知らずに見たので、最初は脚本の秀逸さに驚きましたが、原作が良いのですね。まあ、これは後で納得。で、サラ・スヌークという女優さんが非常に巧いです。バーでの独白のシーンで「これは凄い」と引き込まれました。この演技は水準を超えています。もう少し長尺でも良いのでは?とさえ思いますが、話のテンポが良く、途中でだらけません。
- nag2jp2
- 2015年03月11日 23時11分
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後からじわりじわり、捨てがたい作品!
私的には楽しめた作品だったが、頭が混乱するかもしれない!冒頭から今後の展開に期待がかかりバーでの主役二人の会話から奇妙な世界へ誘われる それからそれから・・・ 引き付けられる展開からラストへ衝撃の事実!?あなたはどう感じるか?ここが評価の分れどころだと思う。私的にはもう少しアクションや爆弾魔とのスリルを味わいたかった。
- スカイヤーズ
- 2015年03月01日 13時19分
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超A級の真の「SF」
見事なアイデア。常識を軽々と越えた奇想天外な物語。こんなのアリかよと唸らされる衝撃。考えされられる深い哲学。オーストラリア映画だからこそ映像化できたこのSFはその全てがある。派手な見せ場がなくても、演出と俳優の演技でA級のSF映画が生まれるのだ。
- xyx********
- 2015年07月30日 07時37分
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双子監督が放つ運命共同体的SF論
物語構成の巧さや伏線の張り巡らせ方に職人気質が溢れた豪州産SFで、幾つもの時系列を複雑に交錯させながら点と点を一本の線として繋げてゆく鮮やかな着地に唸らされます。決してシンプルで解り易い作劇ではない為、観客には物語を積極的に理解しようとする姿勢が求められますが、その苦労は観客の予想を裏切る衝撃の結末(ネタバレNG)をもってきちんと報われます(上映時間90分少々ですから最後まで頑張って付いていきましょう)。
- 一人旅
- 2018年12月19日 22時04分
配信は終了しました。