特にお気に入りという訳ではないが・・。
- 晴雨堂ミカエル さん
- 2008年12月19日 14時58分
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総合評価
詳細評価
自宅からチャリンコで数分の場所にある。最も近くにある映画館なので結果として最も通う映画館となった。非常に便利で重宝しているが、しかし特にお気に入りという訳ではない。
以前なら設備の良い映画館へ行くために電車で片道半時間かけて大阪都心部へ行っていた。それがたったの数分だ。周辺はイズミヤを中心にショッピングモールとなっており、パスタ屋・オムレツ屋・寿司屋・ラーメン屋などが軒を連ねており、ちょっとしたデートにも便利だ。(余談1)
アクセスも気遣いがある。電車で行く場合は、最寄り駅から無料の送迎バスが往復している。駅から歩くと私の足で10分程度(私は歩くのが速い方であり、健脚といわれる事もある)はかかるので送迎バスは嬉しい。真夏などは歩くと汗だくになる。自動車で行く場合は泉北ニュータウンのメインストリート「泉北2号線」にほど近い所にあるので慣れたら行き易いだろうし、駐車場はなかなかのスペースだ。
映画好きにとっては、同じモール内にレンタルビデオ屋がある。用意している作品数はなかなかのものであるし、何より新作DVDは1泊190円、発表から半年程度経過すると旧作になり3本まとめてレンタルすれば1作あたり100円で1週間レンタルできる。
真夜中の1時まで開いているので、レイトショーを観てからビデオ屋に寄り、興味のある映画を借りて帰る。映画館で観るほどではないけど興味はある新作は、殆どDVD化されてからこのレンタル屋で観ている。実に経済的だ。(余談2)
ただ、重宝しているのにお気に入りではないのは、それは私の趣味に原因がある。この映画館は比較的メジャーな映画会社が絡んだ超話題作しか公開しない。私が観たいと思う映画はやはり大阪都心まで足を運ばなければならないのだ。レンタルビデオ屋も同じく私が観たい作品はあまり置いていない。立地条件からやむを得ないとは思う。利潤が見込めないと経営維持が大変になる。
近年、次々と新しいシネコンやショッピングモールが誕生する。ついこないだも、同じ堺市の鳳に新しいモールとシネコンができた。西宮にはさらに設備の良いモールとシネコンだ。
これほど沢山の映画館が建設されると次第に心配になってくる。つい十数年ほど前に映画産業が斜陽と呼ばれていた時期があった。ミニシアターだけでなく、老舗の大型映画館まで閉館になった事もニュースになった。
人口はこれから減少していくし、高度経済成長のような好景気はたぶん無く、急激に冷え込んだかと思えば少しばかり持ち直しまた減退するパターンが続くだろう。そういった時代で、急激に店舗数を増やしたかなと思ったら突然倒れてしまう会社は珍しく無い。
全体の人口が少しずつ減って行く中で映画人口を発掘して行かなければならない。それはショッピングモールと提携して映画館を増やしていくだけではない。作品も同じでTV局や様々なスポンサーと提携し大きなイベントとして盛り上げるだけではない。興奮剤は使い過ぎると効き目は弱くなり中毒になる。最後は手抜きをしない作品作りとが基本として残り、異端を許容する姿勢が明日への活性化の基礎となるのである。
身勝手ながら、TOHOシネマズ泉北は私にとっては便利な映画館なので、万が一TOHOさんが経営悪化で規模縮小になっても、泉北だけは死守してほしい。
(余談1)といっても、普段の私は滅多に外食しない。もっぱら、モール内の書店で雑誌や新刊を立ち読みするか、エスニック雑貨屋でお香を買うか、レンタルビデオ屋をみてまわるかだ。給料日直後は喫茶店で珈琲を飲む時もある。
(余談2)だから「バイオハザード3」はまだ観ていない。お気に入りレビュアーの評価が芳しくなかったので映画館はパスした。最近まで新作扱いであり、現在も貸出中が続いているためだ。公開から1年から2年後で観る作品も少なくない。我ながらセコイ話だ。
因みにパンフレットも今は殆ど買わない。パンフレット2部でレイトショー1本に相当するから勿体無いのだ。